放課後
庭で遊ぶと外へ駆けだしていった一年生達が、三十分も経たぬ前に帰って来た。思い思いに喋る彼らの言葉を取り纏めるとこうだ。
まずかくれ鬼で遊ぼうという事になった。たった五人なので、順番に鬼になって遊んでいたのだが。
「おにがかわるたび、かくれてるだれかがふえてる」
生徒達とは入れ違うように、大人達が外に出ていった。
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