時計

少年が病室の時計を見ると、それは04:44を指していた。

「まだ寝れるな」

次に見た時には07:43を指していた。

「まだ寝ていよう」

その次に見た時は18:42を指していた。

「よかった」

それからというもの、少年が起きる事は無かった。

永遠の幸福が、少年を包み込んだのだから。

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