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［ キミに会いに行こう ］
キミに会いに行こう
夕やみを踏み越えて 街の灯を引き連れて
キミに会いに行こう キミに会いに行こう
星がまたたき始めて 草いきれが強くて
足下も見えないけど 目が回りそうだけど
あの星をめざしたなら キミの足跡をたどれば
きっと、会えるよね？ きっと、会えるよね？
まだ見たことのない 待つのはもう嫌だから いつもいっしょだけど
キミに会いに行こう キミに会いに行こう キミに会いに行こう
あの丘を越えて 深緑の丘を越えて いつもの丘を越えて
深緑の楠の木の梢で 大きな楠の木の下で いつもの楠の木の蔭で
そっと目を閉じたら そっと夜に抱かれて そっとキミを抱きしめ
キミの声を捉えよう キミと何を話そう キミに想いを伝えよう
いつの間にか迷い込んだ道 いつの日にかキミと来た道
キミの姿が木陰に隠れる キミの姿が夜霧に溶ける
追いかけてもキミはいない 手を伸ばしてもキミに届かない
だから
靴ひもをもう一度締めて
草上の露を踏みしめて
菫花色の足跡をたどり
銀色に光る星をめざし
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