映画「シンエヴァンゲリオン」

(ほんのり映画ネタバレを含みますが、主に映画の感想ではなくエヴァ文化の総括です)


 いやー、見終わってまず考えたのは「これでもうあーだこーだ言うエヴァの考察から解放される」という気持ちと、「これで全て終わり」という寂しさでしたね。


 『新世紀エヴァンゲリオン』のテレビ初放送は1995年、その時に生まれた子供が結婚しててもおかしくない時間が経ちました。

 その間、幾つもの映画やゲームでたくさんのエヴァが語られました。しかし、その難解な世界観と合わせて、どうとでも解釈出来るような複雑なストーリーに、一般視聴者は戸惑うことが多々ありましたよ。


 今回の映画は、その25年に及ぶ謎と因縁に正面から向き合って作られています。

 まぁね、見る側も四半世紀もの人生の総括を掛けて来てますから、これはもう庵野監督とファンとの戦争ですよ。ガチバトルなんです。エヴァってそういう作品なんですw


 見終わった感想はですね、ほんとねー、何ていうか「こういうのでいいんだよ、こういうので」みたいな安心感を与えてくれる映画でした。


 あとはアレですね、2時間50分という上映時間ですね。クッソ長い映画で観客の頭を適度に疲れさせて、小奇麗にまとまった結末を見せれば、大抵の人は「良かった、面白かった」ってなると思いますw


 ただ、その上映時間も全編決して退屈にはなりませんし、全てが必要な時間であるとも言えると思います。なんたって真ん中へんまで主人公のシンジくんはほとんど喋りません。いつものウジウジをずっとやってますw

 あそこから立ち直って最終決戦に臨むには、やはりそれだけの尺も必要ですよそりゃ。


 最後はクライマックスシーンの挿入歌、「Voyagerボイジャー」ですね。実はこの歌は小松左京原作の映画「さよならジュピター(1984)」の主題歌で、オリジナルは松任谷由実さんが歌っています。


 んで、私はもともとこの曲が大好きでして、当時レコードなんかも持ってました。

 好きな曲がエヴァのクライマックスで流れ出した瞬間は大興奮でしたね。思わず映画と一緒になって歌ってました。ええ、今でもソラで歌えるんでw


 そこで気がついてしまったんですよ。


 この曲のサビの歌詞、『私が貴方と知り合えた事を、私が貴方を愛してた事を、死ぬまで死ぬまで誇りにしたいから』を一部改変します。


ぼくら貴方エヴァと知り合えた事を、ぼくら貴方エヴァを愛してた事を、死ぬまで死ぬまで誇りにしたいから』


 結局これなんですよねぇ。やたらに文句も言った。仲間うちで貶しあった。監督を散々バカにしてきた。でもね、やっぱり僕達はエヴァが大好きだったんです!


 ありがとうエヴァンゲリオン! その最初と最後に立ち会えた事を僕は誇りに思います!!

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