第181話 三次ワイナリー TOMOEマスカットベリーA 2018

「健司さん、おまたせしました!」

 美月が”いい天気”に入って来た。


「おや、髪の色を変えたんだね。似合っているよ」

「あ、わかりますか?ミキちゃんに言われて、ちょっとだけ明るめにしてみたんです。」

「そういえば一緒には来なかったのかい?」

「海斗君が家で巻ているからって帰りました」

「なるほど、相変わらず仲がよさそうだね」

「そうなんです。以前のミキちゃんとは全然変わりましたよ」

「変わった?」

「そうなんです。今まではこんなに長続きしたことがなかったですしね」

「それは、本当に相性の良い彼氏が見つかったってことでしょうね」

「本当にそうですね」


「では、料理を頼もうか」


 まずは、サラダと牛肉のたたきを頼む。

 それに合わせるワイン。


 三次ワイナリー TOMOEマスカットベリーA 2018


「このワイン、さわやかな感じですね」


 甘めではあるが、さわやかな果実味と酸味のライトボディ。

 料理を邪魔しない、主張しすぎない所も良い。


「この赤ワインなら魚介も行けそうですね」

「そうだねえ・・・でも、ちょっと試してみたいことが・・・」

「はい?」


 店員のミキちゃんを呼んで、グラスと炭酸水をお願いする。

 あとは、ホタテとアスパラのフライも注文する。


 グラスにワインを入れて、炭酸水で割る。


「ちょっともったいないけどね」

「うわぁ・・このワイン。炭酸で割って飲むのもいいですね」


 やがて、料理がやってくる。


「揚げ物と合わせるのに、ちょうどいいかもしれません!」

「うん、やっぱりこの組み合わせ。なかなかいいね」


 このワイン。いろいろな料理に合わせやすい。

 そして、いろいろな飲み方にも対応してくれそうだ。



◇◇◇◇

 というわけで・・

 2話連続で、広島の三次ワイナリーのワインを紹介しました。

 いままで、西日本のワインをあまり紹介できていなかったので今後増やしていきたいと思います。

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