第91話 床下からこんにちわ

ご無沙汰しております。

書けない症候群に陥って1週間が経とうとしておりますが、皆様お元気でございましょうか。

久しぶりの続きになります、どうぞご笑納ください。

====================================


 遺跡の床板が爆音とともに跳ね上げられ、その下から5騎のシュバリエが姿を現わした。

 その内2騎はシャインに向かってブレードを煌めかせて飛びかかり、残り3騎は半身を塹壕のように穴の中に収めながらアサルトライフルを撃ち放ってくる。


 乱戦中にそんな動きをすれば当然前衛の2騎は背後からの銃撃にさらされるが、その危険をまったく無視してシャインへと襲い掛かっていた。

 しかしそれで構わないのだ。前衛はあくまでもシャインを足止めするのが役目。


 彼らの本当の狙いは、前衛が足止めにしたシャインを後衛の銃撃で蜂の巣にすることなのだから。


 奇襲を受けて襲い掛かられたスノウは、突進してきた機体に向かって高振動ブレードを振るい、カウンターぎみの一撃を叩き込んで怯ませる。

 そしてブレードを惜しげもなく放り捨て、前衛の機体を掴むと両腕と銀翼を発光させた。



「“スパイダー・プレイ”“アンチグラビティ”同時展開!」



 両腕から蜘蛛の糸が噴射され、掴んだ敵機体を拘束して身動きを封じた。

 さらに銀翼パーツの効果が発動し、拘束された敵機体にかかる重量が軽減される。

 そしてその機体を押し込みながらバーニアを噴かし、別の機体に向かって突進を開始した。


 狙うはもちろん、もう1騎の前衛……ではない。

 スノウが狙いを付けたのは、穴から身を乗り出している後衛の3騎だ。


 奇襲を受けてから咄嗟に敵の位置を把握したスノウは、敵の狙いを瞬時に把握して後衛を先に叩くことにしたのだ。

 もちろん後衛からは銃弾がこちらに向けて雨あられと降り注いでいるので、ただ突撃しただけではシャインが蜂の巣にされてしまう。


 だからこそ、肉の盾を用意したのだ。



「チイッ!? あいつ、こっちの味方を盾に……!」



 拘束された僚機で銃弾を防ぎながら突進してくるシャインに、後衛のパイロットが舌打ちする。



「どうします?」


「このままでは弾が当たらん、このポジションを捨てろ。散開!」


「アイ・サー」



 後衛の3騎は穴から飛び出ると、上・右・左と3方向に展開してシャインを取り囲む態勢へと移る。

 別に僚機が危険にさらされるのを忌避したわけではない。単にそのままでは銃弾を防がれてシャインへの有効打を与えられないから、包囲戦へと移っただけの話だ。

 それをわかっていながらスノウはニヤリと唇を歪める。



「おやおや、友情にあついね。人質を心配して攻撃を止めてくれるなんて」


「クソがッ!! 離せッ!!」



 拘束された機体の叫びに、スノウは頷き返す。



「もちろんそうするよ。もう人質の意味もなくなったからね!」



 そう言ってスノウは蜘蛛糸をまとわせたワイヤーで拘束された機体を掴み、頭上の機体に向けて投げ付けた。

 投げる瞬間だけ重力を瞬間的に軽減してやれば、加速度を付けたまま砲弾のように機体を投射できる。もちろん手から離れた瞬間に重力は元に戻るが、加速度のついた機体はそれ自体が強力な破壊力を持つ。


 人呼んで……!



『いっけええええ! 必殺にんげんみさいるだあああッッッ!!』


「また勝手に名前つけてる……」



 スノウが頭上の機体を狙ったのは、それが恐らくリーダー機だと踏んでのことだ。指揮官であれば状況を俯瞰できる立ち位置、つまり上空を選びたがるはずだと予想したのである。

 事実その読み通り、上空に移動した機体がリーダー機だった。


 砲弾となって飛来する僚機を見据えたリーダーは、再度舌打ちしながらブレードを抜刀する。



「無能が、利用されよって……!」



 位置をずらして飛来する僚機を避けたリーダー機が、すれ違いざまに僚機の首を刎ねる。



「…………ッ!!!」



 断末魔を上げる余裕すらなかった。

 あっけなく頭部を飛ばされた僚機は、そのまま遺跡の壁にぶつかって爆発を起こす。

 爆炎がリーダー機の背後に広がり、オレンジ色の光が逆光となってリーダー機を照らした。


 その光景にスノウがヒューッと口笛を吹きながら、リーダー機へと向き直る。



「わぁ~カッコイイ♥ 部下を容赦なく撃墜するなんて、おじちゃんすっごくクールなんだね♪ 後で背中から刺されても知らないよぉ?」


「抜かせ、小娘! 次は貴様だ! さあ……かかってくるがいい!!」


「は? 相手するわけないじゃん」



 そう言うとスノウはさっと踵を返し、来た方向へと全力でダッシュ。

 展開した3騎を背に、脱兎のように逃げ出した。



「えっ……?」



 てっきりスノウが突撃してくると思ったリーダー機は、逃げ去るシャインをぽかんと見つめる。

 だがすぐに我に返ると、全機に向けて追撃を命じた。



「お、追え! 絶対に逃がすな、ここで仕留めろ!!」


「へへーん、キミたちごとき相手するわけないじゃん。べろべろば~♥」


『日に日に煽りがメスガキっぽくなっていくな……』


「メスガキじゃないですけど!?」



 このメスガキが逃走を選んだ理由はいたってシンプルだ。。

 単に腕利きパイロット3人に包囲された状況で戦うのは普通に不利なので、仕切り直したかっただけである。

 何も絶対に戦わなくてはいけないわけではない、当たり前だよなぁ?



「シロ、ミケ! ついてきて、逃げるよ!」


「はーい!」


「承知!」



 敵前衛のうちスノウが相手しなかった1騎をワイヤーでぐるぐる巻きにする手を止めて、シロとミケが元気よく返事した。


 戦闘力に乏しい2人だが、それは正攻法で戦った場合の話。

 ミケが煙玉を投げ付けて敵の視界を遮り、索敵能力に秀でたシロがワイヤーで敵機を拘束したのである。

 絡め手であれば戦いようなどいくらでもあるのだ。



「退路確保してるにゃー! こっちこっちにゃー!」



 合流したスノウたちにタマが信号を送る。

 マップ上に表示された、広間からの出口となる狭い回廊の入り口がぺかぺかと輝いた。



「クソッ、ガキどもがナメやがって! オイッ! 本物のパイロットの腕前を見せつけてやれッ!!」


「もちろんです! ブッ殺してやりましょうぜ!!」



 気合いを入れてスノウとの戦いに臨んだ襲撃部隊のパイロットたちが、思わぬすかしをされて気炎を上げる。


 その叫びを通信越しに聞きながら、ディミは恐る恐るスノウに尋ねた。



『あの、なんだか相手はすっごいやる気なんですが……。もちろん勝てるんですよね?』


「いや、どうかな。さすがに正面から戦うときついものがあると思うよ。あの人たちこれまで戦ったことがないくらい強いし。さすがに4人がかりで陣形整えて襲われると相手するのは無理かな。だから今逃げてるわけだし」


『ええっ……!?』


「だって見たでしょ、あの連携の手際の良さ。【アスクレピオス】だっけ? あそこのへっぽこなんかとはワケが違うよ」



 実際彼らの腕前は確かに“腕利きホットドガー”と呼ぶにふさわしい。

 何しろ彼ら【ナンバーズ】は“腕利き”のパイロットたちを集めたPMCだ。

 その腕前はこれまでスノウが戦ってきたパイロットとはレベルが違う。


 だからこそ少し戦ってみてその力量を感じたスノウは、不利を悟って撤退を決断したのだ。

 いつもの格下相手ならいくらでもまとめて相手できるが、今回の相手は違う。自分と同格程度の技量の相手を複数相手どるのは危険すぎた。



『に、逃げ切れるんですか!? いえ、逃げても勝算あるんです!? ログアウトするべきなのでは……』


「ディミちゃんの言う通りです、スノウ殿。ログアウトしてもよろしいのですよ? 彼らの目的は戦場から【トリニティ】に属さぬ部外者を追い出すことだと言ってますし」


「は? 冗談でしょ」



 全力で広間を疾走しながら、スノウはミケの忠告に肩を竦める。



「あの人たちの目的はボクを撃墜することだよ? だから真っ先にボクに奇襲をかけてきたんだ」


『えっ……? 何のために?』


「さあ? そんなこと知らないよ。まあ向こうには向こうの事情があるんでしょ。興味もないし、重要なことでもないからそれはどうでもいいや」


『……他人から襲われたら、普通の人は理由が気になるものでは……?』



 ディミの呟きをスルーして、スノウは据わった瞳に危険な色を浮かべた。



「重要なのは、ボクに挑戦してきたってことだよ。お前は自分に見下されるべきだと言ってきたってこと。そんなのは見過ごすわけにはいかない。ログアウト(降伏宣言)なんかするわけないだろ。どちらが見下されるべきか教えてやらなくちゃなあ……!!」


「えぇ……? この子おかしい」


「ぶっとんでやがるニャ……」



 いい歳こいて語尾にニャを付けるぶっとんだ女にドン引きされるってどんな気持ち?



「でも今逃げてますよねぇ?」


「これは戦略的撤退だからいいんだよ。戦略的撤退っていうのはね、最終的に勝つためにやるものなんだ。だからいくら逃げてもいいんだよ。最後に勝ちさえすればね」



 そう言っている間にも、スノウたちは回廊の入り口にたどり着く。



「飛び込め!」


「わかりました!!」



 しかしメイド隊の機体“メイデンシュバリエ”シリーズは戦闘力には乏しく、決してスピードが出る機体ではない。それに歩調を合わせていたシャインも本来の速度を出せていなかった。


 戦闘用にビルドされた追手にとって、彼女たちに追いつくことなどたやすいこと。

 しかもロクに幅もない回廊に逃げ込むなど、撃ってくれと言っているようなものだった。



「ハッハァ! 追いついたぞ、ガキども! さあ、1騎ずつ始末してくれる!」



 リーダー機がそう吠えながら回廊の入り口をくぐり、アサルトライフルを手に手近な機体から撃破しようと狙いを付ける。



「今だ! 起爆!」


「お手製のピッカピカボムだにゃー!!」



 回廊からはいってすぐの位置に仕掛けられたタマのトラップが起動し、閃光弾が追手たちの視界を奪った。

 これを仕掛けるために、タマを先行させて退路を確保させていたのだ。


 タマにとって“退路を確保する”とは逃げ道を作ることではない。トラップを仕掛けて追手を始末することで安全を得るということ。そこまでやって初めて“確保”といえるのだと、彼女がかつて籍を置いた工作部隊では教えている。



「拾っておきました。失くさないでくだされ、これでも高級品なのですから」


「お、さんきゅ」



 ミケが投げ渡した高振動ブレードをキャッチしたスノウが、青白い刃を輝かせて立ち往生した敵集団を見据える。


 確かにこの狭い回廊ではロクな逃げ場はない。

 それは相手にとっても同じことだ。

 ましてや視界を封じられているなら、それはほんの数秒であったとしても命取りとなる。



「言ったでしょ、最終的に勝てば逃げていいって。ここでおしまいデッドエンドだよ」


 闇の中でシャインの一閃が青白い軌跡を描き、一列になっていた敵集団を切り裂いた。


 動力部に致命傷を受けた敵機が、次々に爆風に包まれていく。



「な、なんだと……!? こんな卑怯な手で……! あの方になんと申し開きをすれ……ば……!!」


「はー? 卑怯? こっちの機動力を奪う地形を選んで奇襲まで仕掛けておいて、言えた口じゃないでしょ。そもそもこういうのは“戦術”って言うんだよ。キミたちのボスもきっとそう教えてると思うけど?」


「……あの方を理解したかのような口を利くでないわあああぁぁぁぁ!!!」



 断末魔と共にリーダー機が爆散し、青白い光に包まれて消えていく。


 その光景を見ながらスノウはふうっと息を吐き、手で額の汗を拭った。



「やったにゃー!! 【ナンバーズ】の連中に一泡吹かせてやったにゃー! 超痛快だったにゃー!!!」


「大したものですな、スノウ殿。まさか我々が奴らの撃破に役立てるとは」



 タマが浮かれた歓声を上げ、ミケもうむうむと頷いて額の3色のメッシュを揺らした。



「それにしてもあの一瞬で敵の配置を判断するとはお見事でした。しかも逆撃して敵の注意を引いて時間を稼ぎ、タマにトラップを仕掛けさせるとは。やはりペンデュラム様の認めた御仁は指揮官としても兵士としても秀でているのですな」


「……まあ、見覚えがあるやり口だったからね」



 歯切れの悪い言葉を聞き、スノウの頭の上に座ったディミがまじまじと主人の顔を見下ろした。



『どうしたんです? いつもなら「ふふーん、まあボクは超強いからね。この程度のトラップに引っかかるアホアホのお兄ちゃんなんてラクショーだよ、ラクショー♥」って調子に乗るところなのに。拾い食いでもしました? メスガキ治療薬の入ったホウ酸団子とか』


「メスガキ治療薬って何!? ボクいつもそんなムカつくしゃべり方してる!?」


「「「『してます』」」」」



 4人に一気に現実を突きつけられ、メスガキがへこんだ。



「へこーん……」


『そんなことより見覚えってなんです? 何か心当たりでも?』



 落ち込む主人の頭をぺちぺちと叩き、ディミが続きを促す。



「ディミが最近冷たい。やはりAIには人の心はないようだな」


『AIにはAIの心がありますとも』


「じゃあボクに優しくしてよ」


『優しいですよ? こうして今日も付き合ってあげてるんですから』


「『へへへへッ』」



 互いの拳を突き合わせてキャッキャといちゃつく2人である。



「なんなのニャ、この2人……!?」


「それよりとっととこの場を離れた方がいいと思うよ。追手はあの5騎だけじゃないはずだから」



 気を取り直したスノウの言葉に、シロが弾かれたように索敵システムを起動して愕然とした声を上げた。



「た、確かに……! 遺跡中に【ナンバーズ】が湧き出てきています! その多くが【シルバーメタル】と交戦しているようですが、十数部隊がこちらに向けて移動中……!!」


「なんニャって!?」


「面妖な……! 一体いつの間に! エリア外から侵入してきたにしては、部隊の展開が早すぎますな……!!」


「ああ、それは簡単な話だよ。だってエリア外から侵入してないからね」



 ミケの疑問に、スノウはあっさりと答えを口にする。



「なんですと?」


「あいつらは最初からエリア内に潜んでたんだよ。だから姿を現して一気に大量展開できたってわけ」


『エリア内にって……どこにいたんです?』


「さっき見たでしょ。それにディミが自分で言ったんだよ。地下だよ、地下」



 そう言ってシャインの右脚がドンドンと回廊の床を踏み鳴らした。



「地下……そういえば確かに『過去にこの遺跡の地下で凄惨な事件があった』ってディミちゃんが言ってましたねぇ」


『はっ……! そ、そういえば確かにそんな設定ありました……』


「なるほど! この遺跡には地下マップがあるのですな!? ペンデュラム様も我々もまったく無関心だったので気にもしておりませんでしたが……!」


「お、おう」



 無能か?


 まあいつもポンコツ扱いするのも何なので多少フォローしておくと、実際陣取りゲームをする上では地下マップなどあまり役に立たない。

 拠点はすべて地上にあるし、お互いに大量の兵士を並べて銃撃戦するうえでは地下マップの出番がないからだ。


 もっともスノウなどに言わせれば、地下道を使って裏取りすれば敵の拠点を襲い放題じゃんとなるのだが。

 そこはスタンダードな物量作戦を得意とするペンデュラムと、根っからのゲリラ屋のスノウの思考の違いだろう。


 そして【ナンバーズ】の指揮官であるオクトも、スノウと同じくゲリラ屋思考の持ち主のようだ。



「戦闘前から地下に潜んで、頃合いを見て地下道から地上に出てくれば一気に部隊を展開できる……。そういう手もあったのですな!」



 合点がいったとばかりに、うんうんと頷くミケ。

 しかしタマはミケの言葉に首を傾げて疑問を口にする。



「でも待ってほしいニャ。奴らが戦闘前から地下に潜んでたとすると……【シルバーメタル】がこのエリアを攻めてきたのは偶然ではないということニャ?」


「【シルバーメタル】と【ナンバーズ】は内通しているということですねぇ。そして何かを企んでいる……。恐らく【ナンバーズ】が【シルバーメタル】を追い返して、ペンデュラム様の名声を落とそうという魂胆でしょうかぁ」



 シロがタマの言葉を引き継ぎ、敵の狙いを看破した。

 それを聞いたミケがさっと顔を青ざめさせる。



「まずいぞ……! 何とかして阻止せねば! だが……どうすれば!?」


「どうするも何も。敵の指揮官をぶん殴って止めるしかないでしょ」



 あっけらかんと言うスノウに、ディミは小首を傾げた。



『でもどこにいるんです? 騎士様はわかってるんですか?』


「さあ? でもまあ大まかに言えば、地下のどっかでしょ。多分地下の中で一番デカい部屋あたりに陣取って作戦指揮してるよきっと。副官とか付いてるはずだし、小さい部屋ってことはないはずだ」


「しかし地下を洗いざらい探すのですか? ロクに探索もしていませんからマップもありませんぞ」



 そう言われたスノウは、きょとんとした顔になった。



「何言ってるの? こっちにはいるじゃん、索敵の専門家が。ねえ、シロ。地下のマップくらいその場で作りながら歩けるでしょ?」


「ええ、任せてください。お姉ちゃん、頑張りますよぉ」



 手を合わせてにっこりと笑うシロ。

 その笑顔を見ながら、ミケはあれっと首を傾げた。



「もしかして……シロって我々3人の中で一番のチートなのでは?」


「えっ? 今更だニャ」


「うふふっ」


「や……やめるでござるよその笑顔。なんか隠れることしかできない私が一番役立たずみたいに思えてきたでござるぅ!」



 ああああああっと頭を抱えるニンジャ。よしよしと励ます2人。


 そんな喧騒をよそに、スノウは床に目を向けて不敵に笑う。



「さーて、待ってろよ。オクトとやら、今その正体を暴いてやるからな……!」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る