メカニック設定集(1章終了時点)
6/16の投稿2本目です。
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○シュバリエ全般 NEW!
10の換装可能部位を持ち、パーツ次第で多彩なカスタマイズが可能。
基本的なフォルムとしては流線形をイメージした機体が多い。
シュバリエは飛行可能であることを前提としているため、基本的には空気抵抗の減少と揚力を考慮したパーツが多い。
もちろんVR空間なのでゴテゴテと装飾が乗っていても速度自体は出るし、なんならキャタピラなどの無限軌道で飛ぶことも可能ではある。ダサいけど。
一般的にはチームごとに機体のデザイン傾向を揃えていることが多い。
これはこのゲームがフレンドリーファイアありなので、誤射を避けるためである。
サイズ・重量はパーツ構成によってまちまち。たとえばシャインは約11メートルあるが、ペンデュラムが駆るセンチネルはさらに一回り大きい。
パーツ構成次第では明らかにサイズと重量のバランスがおかしい機体も存在するが、あくまでもゲームであるため多少の物理学的な矛盾は許容される。
特にオプションパーツでその傾向が大きい。
【換装可能部位一覧】
頭部
胴体
腕部
銀翼
脚部
ジェネレーター
センサーモジュール
F.C.S.(火器管制装置)
ブースター
オプションパーツ
【タイプ】
戦場で果たす役割に応じて、機体のタイプを選択することになる。
タイプによって装備できるパーツは異なる。
基本となるタイプは3種類。
・フライトタイプ
・タンクタイプ
・ガンナータイプ
クランが有する技術ツリーの解禁状況に応じて、選択できるタイプも増えていく。
○機体デザイン
【無所属】
▼“シャイン(スノウライト機)”
現在スノウが乗っているものは、ずんぐりむっくりした丸っこいデザイン。
真っ白で腕と脚が太く、全長は一般的な機体よりもやや低い。
ブースター出力は高く、肘やかかとから噴射孔が出っ張っている。
通常の初期機体は綺麗な流線形ということ以外特徴がないパーツで構成されているのだが、それを無理やりいじったような感じになっている。
それもそのはず、これは初期ステータス振りの時点でとにかく装甲とスピードに極振りしてと無理難題を言われたディミが、初期パーツを想定された限界値以上にカスタム化したもの。
半ばヤケクソでオーダーに応えたせいで、出っ張ったブースターなどをはじめ、いろいろと不格好なデザインになってしまっている。
しかしスノウ本人は丸っこくて可愛いし、スピードも装甲もなかなかのものと気に入っているようだ。それでいいのか、主人公機だぞ?
ちなみに装甲とスピードに極振りというのは、あくまで“初期ステータスの配分内”での話。パーツを変更すれば、ステータスのバランスは変動していくだろう。
【トリニティ】
ペンデュラム配下の機体は西洋の騎士甲冑を元にしたデザイン。
居並ぶと整列した騎士のような、清冽で荘厳な雰囲気を漂わせる。
▼“センチネル(ペンデュラム機)” NEW!
真っ赤な騎士甲冑を思わせる厳めしいデザインで、装甲特化のタンクタイプ。
他の機体よりもひと際装甲が分厚く、金のラインが入った鎧や兜の先のふさふさした飾りなど、装飾も派手。
これは自身が戦うのではなく鼓舞することを優先しているためである。
敵から狙われやすいが、それ以上に味方への士気を高める効果がある。
主な武装はビームライフル、ランス、大楯。
ペンデュラムに限らず、総指揮官は基本的に本拠地で防衛しながら戦うケースが多い。
あくまでも指揮官の役目とは部隊に指示を与えることであって、戦場で槍働きをすることではない。攻撃はエースパイロットに任せておけばいい……というのが現時点でのクラン戦の常識であり、ペンデュラムもその鉄則に従っている。
そのためセンチネルのビルドは防衛戦に特化しており、本拠地で防衛に徹しながら戦場の駒を動かすのが彼女の戦い方である。
だが、それは決して前線で戦う資質がないという意味ではない。
▼“メイデンシュバリエ” NEW!
ペンデュラムの副官や参謀たち“ペンデュラム
やはり西洋の騎士甲冑をイメージしたようなデザインだが、個々人によって装備している武器パーツやOPはまったく異なる。
これはペンデュラムHQは各人が異なる分野のスペシャリストであるため。
たとえば副官であるシロは索敵特化でレーダーや通信強化OPを装備。
参謀であるミケは隠密特化で周囲に隠形バフを与えるOPを装備、同じく参謀のタマは爆薬やワイヤー、爆破強化OPなどの工作強化兵装を装備……という具合。
機体カラーは基本的には白だが、作戦内容によって塗装は変わる。
基本的に戦闘技能はあまり高くないが、その分透明で強靭なワイヤーを射出するアームワイヤーや、着弾後に爆発する爆破苦無など、絡め手に活用できる特殊武器の扱いには長けている。
しかし正々堂々とした戦いを好むペンデュラムの戦術とはうまく噛み合っておらず、その真価は未だ発揮できていない。
機体シリーズ名の由来は彼女たちのリアルの職業がメイドであることと、ペンデュラムに仕える
【アスクレピオス】 NEW!
クラン名は医学の神アスクレピオスに由来する。
作中でスノウが戦った“ヘルメス飛行中隊”はエリート部隊であり、二匹の蛇が絡み合う杖“カドゥケウス”をエンブレムとしている。
所属機は戦闘機をデザインモチーフとした統一パーツを使用。飛行性能に特化した性能を持っており、アクロバット飛行も軽々とこなすことができる。
その反面装甲は犠牲になっているが、厳しい訓練によって身に付けたフォーメーションによる攻撃力と回避性能によってそれを補っている。
チームカラーは緑。
なお、【アスクレピオス】は基本的に白と赤をイメージカラーに使用しているケースが多く、“ヘルメス飛行中隊”は例外にあたる。
▼“H-3(ジョン・ムウ機)” NEW!
ヘルメス飛行中隊の共通仕様機。
ビームライフル、サーベル、ガトリングガン、ショットガンを装備。
機体パーツは【アスクレピオス】が生産した統一パーツを使っているが、基本的にOPパーツに関しては個人が自由にカスタマイズすることが許されている。
ジョンの場合は【打撃技強化】と【ジョイント靭性強化】の2つを組み込み、持ち前の中国拳法を活用できるようにしていた。
このOPパーツを採用しているプレイヤーは極めて数が少ないため、流通価格が安く貧乏なジョンでも購入できたというのが採用理由のひとつ。
そしてもうひとつの理由は、厳しい訓練と上官からのいじめによって急速に削り取られていく個性が悲鳴を上げていたため。彼が唯一その手に残せたのは、皮肉にも幼少期から叩き込まれた中国拳法だった。
【
トゲ付きの肩パッドや腕輪、ドクロや“仏恥義理”といった頭の悪い漢字のペイントなど、とてもフリーダムでアナーキーなデザインの機体ばかり。
統一感はほぼ皆無だが、見た目からして漂う悪役感と、ホワイトブルーの狼のエンブレムをどこかにいれている点は共通している。
とんでもなくアホそうなのだが、逆にこんなアホなデザインをするのはこいつらくらいのものなので、敵味方識別という点では役目を果たしていると言える。
▼“ブラックハウル(アッシュ機)”
大型バイクのように鋭角に出っ張った頭部を持ち、流線形のデザインを重視している。
本人曰く「トゲ付きの肩パッドなんざ所詮三下のチンピラが好むものだ。真のエースにふさわしいデザインといや、やっぱりバイクだよ、バイク」
……単に本人がバイク好きなだけであった。
【氷獄狼】の機体にしてはトゲなどのいかにもな飾りが少なく、シャープなデザイン。しかし背中にばかでかいバイクマフラー型ブースターを4本も付けているのはバカ丸出しである。
だが、ガチャ産4気筒エンジンを採用したジェネレーターと巨大なブースターの出力は十分以上に実用的で、加速性能・最高速度・旋回性能ともに申し分ない。
ネタに走ったら奇跡的にガチ性能になってしまった一例。
ガチャSSRのゴールデンアサルトライフルと高振動ブレードを装備していたが、哀れにもロストさせられてしまった。
○その他諸々の設定
▼ストライカーフレーム
追加ブースター、増加装甲、強力なビーム砲門などの追加パーツ一式を備えた特殊フレーム。装着すると機体が1~2回りほど大きくなるほどのゴテゴテぶり。
レイドボスや要塞攻略などの巨大な敵を相手に使用することが前提となる破格の性能を持つ。間違っても対シュバリエ戦に持ち出すようなブツではない。
圧倒的な性能を持つがその代償として運用コストが非常にかさみ、起動するだけで勝利報酬1回分が軽く吹っ飛ぶ。もちろん生産コストもバカ高く、シュバリエ5機分に現状生産できる最高位のフル装備を与えるほどの費用と素材が必要。
撃墜されてしまえばロストしてしまうことも踏まえて、運用にはクランの今後の戦略を懸けた慎重な判断が求められる決戦兵器である。
指揮官によっては、ロスト時の損害があまりにも大きすぎることから、最初から生産しない者もいる。クラン内の政治関係が複雑なほどその傾向は大きく、ペンデュラムなどはその一人である。
▼技術ツリー NEW!
クランが生産可能な武器とパーツを示すもの。
すべてのクランに必ず技術ツリーは存在し、素材を集めることで少しずつ新たな武器とパーツが生産可能になる。
入手素材によって技術ツリーは独自の形状へと進化するため、クランごとに生産できる武器やパーツには個性が生まれていく。
つまり技術ツリーはクランにとっての貴重な財産であり、他クランが生産できないものを生産できるということはそれだけで優位となる。ましてや寡占技術ともなれば、その価値は計り知れない。……他のクランが追いつくまでは。
クランマスターが望めば、解放した技術を他のクランに譲渡することも可能である。しかし余程の事情がなければ、ほとんどのクランマスターはタダで技術を供与することなどしないだろう。
技術を他のクランに教えるということは、血と汗を流して他クランやレイドボスとの闘争で勝ち得た自分の優位を捨てるということであり、その分だけ
▼強奪 NEW!
敵から武器を盗み取ること。
相手が特定種類の武器を落とした場合、それを拾うことで利用権を奪うことが可能である。タイミングは奪われる側が撃墜される前に限られ、HPゲージがゼロになってから奪うことは不可能。
この仕様が存在すること自体は以前から知られているが、基本的にシュバリエは武器を常にしっかりと握っており、任意でもなければそうそう武器を落とすようなことはありえない。
そのため、むしろ任意で武器を譲渡する手段として利用されていた。
一部の問題プレイヤーの中にはこの仕様を悪用して武器を脅し取るといったカツアゲ行為もされていたが、運営はプレイヤー同士のトラブルには一切介入しないことを宣言している。
なお、強奪が可能な武器種とは、手持ち武器や肩装備のロケットランチャーを指す。一部の報告では未確認機に撃墜された機体がパーツを奪われたと主張されることもあるが、有志検証班の再現ではそのようなケースはただの一度も確認されていない。
都市伝説はどこにでも存在するという話である。
▼モンスター NEW!
戦場を徘徊する野良の戦闘マシーン。
あらゆる勢力にも与せず、すべてのプレイヤーへ平等に襲い掛かる。
クラン戦の最中に第三勢力として湧くことがあり、基本的には【無所属】とはモンスターの陣営のことだと多くのプレイヤーに認識されている。
クラン戦が起きていない通常時でも遭遇することが可能。
撃破すると
しかしJCや素材を入手するだけなら、他のクランと戦争したほうが圧倒的に効率は良い。他のクランと戦争したくない場合に糊口をしのぐ程度の活用法である。
ただし、それがレイドボスであればその限りではない。
▼レイドボス NEW!
戦場に突然出現する大型のモンスター。サイズ・形状はまちまちだが、大きいものならば200メートルほどもあることが確認されている。
いわゆる“七つの大罪”を名称に冠する個体は、冠する大罪ごとに系統だった能力や特徴を持つことが知られている。
たとえば“
大罪を冠するレイドボスは他のレイドボスに比べて強力で、動物を模した形状と能力を持っている場合が多い。
さらに大罪の系統は撃破時にドロップする素材の内容にも関係しており、素材を集めることでクランが有する特定の技術ツリーが解放され、新たな武器やパーツを生産することが可能となる。
その際解放される武器は、大罪を冠するレイドボスが使用する能力にちなんだものがほとんどである。
レイドボスの素材を得られるのは、戦闘に参加してわずかでも敵対行為を取ったプレイヤーに限られる。ほんの一発攻撃して逃げたり、レイドボスの攻撃のターゲットになるだけでも撃破時に素材を得られる親切設計。
さらにクランの技術ツリーを成長させるうえでレイドボスの撃破は不可欠なものであるため、レイドボスを発見したらクラン戦を中断してこぞって攻撃を行い、ありったけの素材を集めることがプレイヤーの常識となってしまっている。
レイドボスが出現する条件はシークレットであり、匿名掲示板や攻略wiki、攻略動画などを通じてもほぼ共有されていない。これはこのゲームにおける情報の持つ価値の大きさと、レイドボスを倒しうる大手クランの多くが企業クランであることが理由であると考えられる。
ただし攻略法に関してならば、一部の攻略動画ではレイドボス戦の様子が配信されていることもあるようだ。人の口に戸は立てられない。ましてやネットならばなおのこと。
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