『15』

『旅人大歓迎』インシュー村


・状況


山と山との間の平原にある、この世界の文化を知らなくてもわかるド田舎です。

小さな掘立小屋に麦畑、農具に金属はほとんど使われておらず、村人も老人ばかり、みなみすぼらしい格好をしていますが笑顔を絶やさず旅人ならば誰でも歓迎してくれます。


・イベント


村人に発見されるや瞬く間に人々が集まり、お祭り騒ぎに、そして流れで村長の家に迎え入れられると村を上げての歓迎会を開いてくれます。

食べきれないほどのご馳走、何かすえた臭いのする原材料不明ご当地発酵食品をふるまわれ、村のキレイどころ、全員が七十オーバーなダンスが開かれます。

その対価というわけではありませんが、代わりに村の外について、あるいは珍しい、面白い話を聞きたがります。娯楽に飢えていると直感でわかることでしょう。

そうして一泊するのですが、その間にこの村に隠された秘密、村長の家の裏にある座敷牢の子供や毎年やってくる徴税人を殺して捨ててる古井戸、こっそりと密造しているドーピング薬に、多重人格で殺人鬼の唯一の医者、とりあえず生贄欲しがる邪教などの秘密を気付かなければサクセス、気付いたと思われたらペナルティです。


・サクセス


親切の押し売りでお腹を壊したりトラウマを作ったりしますが、概ね平和に、村を出ることができます。

味はともかくご当地保存食ももらえるため、旅は順調に進んでいけることでしょう。


・ペナルティ


最初はシーンと静まり返った空気、それからひそひそ話が聞こえるようになり、最終的には松明を持った村人一同に追いかけまわされることになります。

たどり着いたのが昼間ならダイスロール一回分を、夜ならばそのままで、夜明けまで生き残れれば村人どころか村ごと消滅して助かります。

※村人(真の姿)

優しかったころとは打って変わって表情が亡くなり、白目が黒く、そして赤い涙を流し続け、言葉の代わりにサイレンのような音を鳴らすようになります。

これらは全てドーピング薬の副作用だと言い張ってます。

服装は変わりませんが、昼間でも片手に松明、片手に包丁などの何かしらの武器を持ち、一塊となって追撃してきます。

タフネスは異常ですがそれ以外の能力は平均以下です。

専門知識があれば邪なる神との関係を感じ取ることができます。

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