流行り
目の前に未来から来たもうひとりの俺がいる
「覚悟はいいか」
そいつは無表情のまま俺に銃を突きつけた
「いやちょっと待て、俺を殺したらお前も消えるのでは」
「わかってる」
「だったらなぜこんな…」
そいつは濁った目で俺を見た
「悪いな、未来ではこういう自殺が流行ってるんだ」
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