隠し味は

「何作ってるの」


「うわ、なんでキミが…まあ秘密」


「え~」


「料理部のわたしが料理してるのは普通だし、だいたいキミは美術部じゃん、はい帰った帰った」


幼なじみを家庭科室から追い出すとわたしは高鳴る胸をそっと押さえた


言えるわけないじゃん、キミの為に作る料理の試作品だなんてさ

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