第百十八話 失念
俺はその
ビクニはその魔剣でググを止めたことがあった。
あの
それじゃ、今あれほど
それならさっき
だが、俺が気にしているのはそこじゃない。
ビクニの
これまで
使い方すらわからなかった
ビクニはたしかに
しかしだ……。
それでも
あいつのことだ。
きっと俺が
出会ったときから変わらない
俺なんか気にせずに
「なんなのあなた? あなたのせいでみんな私の歌を聴かなくなっちゃったじゃない」
ビクニの
「キュウッ!」
そのとき、ビクニの
ググが大きく
そして、その
セイレーンが
「大丈夫なのソニック?」
「なんで出て来たんだよ、お前は……」
「ググがね。フラフラの体で私のところへやって来て
その後にセイレーンの歌声が聞こえ始め、ビクニの
なんてことだろう。
俺はビクニだけではなく、
俺がそう思いなが
「なんでも一人で
そう言われ、そうかもしれない……と、俺は思った。
俺は
そう、思わざる
「こんなもので私を止めれると思っているの?」
空中で縛られていたセイレーンは、その魔力の鎖を引き
だが、突然セイレーンめがけて飛んできたナイフと
その
イルソーレとラルーナだ。
「よくわからねえが、その二人と一匹に手を出すんならタダじゃすまさねえぜ」
「そうだよぉ。
二人の声を聞き、
そして翼を広げると、
すでにビクニによって、悪意は吸収し
無い
だが、それは俺の
いや、忘れていたと言ったほうがいい。
悪意を操るのでなく――。
精霊に
「ル、ルバート……?」
俺の
その
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