第七十七話 元通り
その後――。
気がつくと私はベットの上にいた。
体に
誰かに
「ソニックとググ……それにリムや
私はみんなのことを考えながら、体を
だってちょっと動くだけですごく痛いし、なんか頭も体も包帯だらけだし、これじゃまるで死にかけのミイラ女みたいだ。
それに、なんだか頭までぼんやりしている。
そんな
今さらながらだけれど、かなり
あんな強いリムを相手にして、その後にゴーレムが出て来て、こうやって生きているだけでも
私は一人「ハハハ」と
「……あッ! ……よかった……無事だったんだね」
そこには、
そんな
ソニックとググを見て安心した私は、この部屋をさらによく見た。
どうやら私たちが
あれだけの
……よし!
とりあえずソニックとググが
次はリムの顔が見たい。
たぶんなのだけれど。
もしリムも里のみんなも無事なら、私が
全部あの
だって
ノーミードの
それって、リムがそんなことを
ともかく早く
そして、ベットから立ち上がろうとすると、部屋の
「ビクニ!? ……目が
そこには、手で口を
彼女はすぐに私に向かって
そこには、私の知っているリムの
そして、私と同じくらい
「リムも無事だったんだね。よかった……」
「はいなのです」
だけど、リムのその
リムのこういうとこはリンリに
それから私はベッドから動かないように言われ、リムが
その食事は、
いや、
ともかくみんなが無事だったことを知った私は、
「
お
「ビクニのお口に合ってよかったのですよ」
ガッついて食べる私を見ながらリムはずっと
そして、そのままの顔でニッコリと口を開く。
「それにしてもその大ケガで、しかも
「その言い方だと、なんか私が食い
笑顔も戻ったけれど、
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