第二十六話 愚者の大地
私はラビィ姉を
そこにはライト王や兵士、そして
「メルヘン! どうしたの!? 何があったのっ!? リンリは一緒じゃないのっ!?」
大声で取り
体内にある
「メルヘンは私にこう言ったよ。リンリとは
ライト王が聞いた話によると、リンリとメルヘンはモンスターが
それからリンリの元に
「えっ!? じゃあリンリは!? リンリはどうなっちゃったのっ!?」
「それはわしにも、そしておそらくメルヘンにもわからぬだろうな……」
そんな私たちを見た兵士も宮廷魔術師たちも、そしてラビィ姉も、みんな何も言えずに
「ビ、ビクニ……」
気を失っていたメルヘンが、
声をかけられた私は、彼に
「すまない……。リンリを
その言葉に私は首を横に
もちろんリンリのことは心配だけど、こうやってメルヘンが生きて帰って来てくれただけでも
「大丈夫だよ。リンリはどんなピンチに
私は、ボロボロなったメルヘンに
本当は死んじゃっているかもしれないとか、今頃一人で
「ねえ、メルヘン。リンリは今どこにいるの?」
「私が飛ばされる前に彼女といたところは『
「わかった……私……そこへ行く。リンリを助けに行く」
それを聞いたライト王、兵士、宮廷魔術師みんなが
そして、全員で
『愚者の大地』とは、
そこは、国を追われたお
各種族、魔族などの
「ビクニよ。そんな危ないところへお前へ行かすわけにはいかぬ」
ライト王が
心配してくれているのは
だって、こないだあんな大きな
私だってリンリと同じ、女神様に
それに、いつも助けてもらってばかりだったから、こういうときこそ私がリンリを助けるんだ。
いくら止められても行くと言う私へ、ライト王は声まで震えさせて続ける。
「第一にリンリのいる場所への道を知るメルヘンがこの
「道なら俺が知ってる」
ライト王へ答えた人がいた。
出入り口の
ソニックは
だけどバグは、彼とは正反対にご機嫌な様子で「キュウキュウ」
「ソニック、ホントなの!?」
「俺は元々その『愚者の大地』から来たんだ。そんなに行きたいんなら連れて行ってやるよ」
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