婚約破棄? 上等よ! ─気づいたときにはもう遅いんですよ?

アールケイ

プロローグ─婚約破棄? 上等よ!

「お前みたいなやつと婚約した俺がバカだった! お前との婚約なんて破棄だ!」


「いえ、だから私は何もしてません!」


「この状況で、まだ言い逃れをするのか!」


 ハメられた。

 をとるということで王子と婚約した私。

 王子はそれが嫌だったみたいで、私が問題を起こしたことにして、婚約破棄することになった。

 王子の婚約者が問題を起こしたとなれば、大問題だから。

 でも、私はそんなことしてない。

 

 このまま泣き寝入りするなんて嫌。

 でも、どうしようもない。

 だから私は、復讐することを誓うのだった。

 

 婚約破棄? 上等よ! 絶対に後悔させてやる!



 その後、私は罰として辺境の地に連れてかれた。

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