第3話

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 翌日の日曜日は、ヴィライアとバルサの練習試合だった。場所はバルサの練習グラウンドである。一時間ほどのアップを済ませて、両チームのスタメンはコートに入場した。

 バルサの陣形は3―4―3。リーグ戦の4―3―3から中盤を一人増やした形だった。

 センター・フォワードはレオンである。キープ力、得点力は高いため、適切な選択だと神白は考えていた。

 その真後ろ、トップ下には天馬が入っていた。通常の布陣は天馬がフォワードでレオンが中盤なため、二人が入れ替わった形である。うまく回ればリーグ戦でもオプションとして使うとはゴドイの言だった。

 対するヴィライアは3―6―1。暁は最後列のリベロである。中盤は前、中、後ろの三列構成でそれぞれに二人ずつを配置していた。

 先週のジムナスティコ戦での活躍が評価され、神白は先発出場だった。(成長した姿を遼河に見せてやる)と、いつも以上に気合が入っていた。

 両チームのメンバーが配置についた。やがて笛が鳴らされ、ヴィライアのボールで試合開始。

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