14 死ぬまでお酒が好き

九州男子 酒が好き、お酒のドクターストップがかかったとき、かわいそうだった。

いくらとめても、自分で、近所のさかやで、お酒を、散歩しながら、かいにいき、のみながら帰ることもあった。さんぽして、お酒をのみ、歩けなくなって、近所のきょう会の人が、Telしてくれて、施設長とむかえにいったときもあった。すじがねいりのがんこな、男の人であった。終末期は、がんこで、ごはんもダメ、てんてきもダメ、流動食の栄養ドリンクもなかなかうけつけてくれなかった。死ぬ前の日の夜中、みまわりにいき、何々さんとよんだら、はいとへんじしてくれたが、よくあさ、しずかな、雪のふるあさ、おなくなりになった。そのあさ、じしんがあった。ふっと、今なくなったと、わかった。おしえてくれた。すごくがんこなおじいさんであったが、少しロマンチックで、夕方、いちばんぼしをみて、あれは、よいの明星だとおしえてくれた。いいおじいさんであった。

男は死ぬまで男。男でなければならないとおしえられた。

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