第4話湧き上がる

目が覚めてカーテンをあける。

爽やかな風が吹く気持ちいい朝。


久しぶりに朝食を作る。

鮭を焼き卵焼き、

お出汁をとりお味噌汁を。



スマホの写真におさめ

彼におくる。



「美味そうだね!行ってきます」


味気ない文字。


「俺も食べたいな」とか

「俺の分は?」とか


「食べに行っちゃおうかな」


とか。



期待した1分間


そんな言葉は全くならばず。



1人で小さく


いただきます、


とつぶやく。


うん、お味噌汁美味しくできた。

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