チョコの手

チョコレートを開けると君の声がする

愛してるのことばーかり考えてる私ー

君にの大きな手の平で飲み込んで消えてくチョコレート

私の手を取ることはないのだと

つい先日知った


ああ、愛なんてわからない


ああ、海辺であったかもしれない


愛なんてぼろぼろの私に来ない

友人伝も合コンも何にも呼ばれない

私の存在価値はね

もうどこにもないのよ

さざ波の如く、波紋になって消えてく


あの大きな手で頭撫でて

私を触って早くして

どこにも行かないで私を独り占めしてくれたら

その時は

その時は

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