第14話〜かんさつ日記2-③
◯月◯日(◯)
◇◇◇
洗面所での不幸な事故以来、リトは水場に近寄らない。
完全にトラウマになってるみたいだ。
このままだといけない。
というわけでお湯の入った桶を用意した。
温度は人肌よりやや高め。
深さはリトが座った時に肩まで浸かれるくらい。
ようはリトサイズの大きな湯船だ。
◇◇◇
用意した湯船をお湯を張ったバスタブに浮かべる。
こうすればお湯が冷めないし、逃げ場もなくせ……屋形船みたいでいいよね。
あとはリトを連れてくるだけでよし。
というわけで捕獲しました。
バタバタと活きの良い小人、リト。
服を脱がせて、布を切って作ったバスタオルを巻く。
小さな手拭いも頭に乗せれば立派な入浴スタイル!
タオルを巻いて風呂に入るのは邪道だけど、今回ばかりは見逃そう。
◇◇◇
はい、入浴サービスシーン入ります。
ちょっとリトの目が死んでるけど気にしない。
浴場に来た時点で決死の覚悟を決めた顔で逃げようとしたけど無駄無駄。
はい、ちゃんと身体洗おうね〜。
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