ホームの幽霊
その日私たちは駅のホームにいた
彼はとても疲れていた
彼がふらふらと前に出る
私が襟首をつかんで思いきり引っ張り
やめなさい、と囁くと
彼は目が覚めたように
驚いた顔できょろきょろする
ここでこうやって
何人引き止めてきただろう
生還おめでとう
生きる人々に祝福あれ
そして生きていく勇気よ
彼らと共にあれ
私のようになってはダメなんだ
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