完璧なる戦Ⅲ

 ウジェーヌは陣容を見て理解する。セヴランの操船が大きく劣っていたわけではない。あれだけの装備を積んでもなお、彼らの船は軽かったのだ。少数精鋭、それにしてもあまりにも少ない人員であろう。

 それでも彼らの雰囲気を見ればわかる。これだけの人数差をものともせず、海を恐れることもなく、彼らはここにいる。自信があるのだろう。

 この場をひっくり返す力が自分たちにはある、と。

「では早速」

 躊躇なく、最速で首級を狙わんと、槍の長さとしなりによる反動を生かし、テオは空中を舞う。『面倒事』を飛び越え、一気に距離を詰めた。

「一番槍、そして首級を上げ、戦士の誉れを得ん!」

 ウジェーヌの首、テオの槍の射程に入る。ネーデルクスの槍使いとの戦闘で得たテオの槍、その伸びはネーデルクスと言うオリジナルを凌駕せんと飛翔する。

 だが、

「随分と、舐めてくれるな」

 その槍を止めるは『水蓮』のセヴランであった。正面で、剣の腹による受け、誤差の許されぬ受け方に、テオは笑みを浮かべる。

「ハハ、強いな、貴公は!」

「ガリアスの百将はそれほど安くない」

 後に『烈華』と謳われるテオとの打ち合い、互角の勝負を繰り広げる。ただこれだけでも優秀な人材であると分かるが、

「何をぼーっとしている。囲み、各個撃破せよ! 相手は少数、こちらは数の利を生かすだけで良い。基本戦術通り、一対多の構図を作り出せ。ガリアスの兵ならば誰でも出来ることだ。見せてやれ、ガリアスの力を!」

 テオを相手取りながら味方の鼓舞までやってのける。

「随分余裕だな」

「余裕はない。だが、物事には優先順位がある」

「傷つくねえ」

 テオの華麗なる槍、花があり、美しく、優雅である。対するセヴランの剣もまた水の流れの如く流麗ではあるが、その中に垣間見える銅の鈍い輝きこそ、テオの槍を封殺する強さに結びついていた。実力がどうこうではない。

 たとえ相手が格上であっても絶対に容易く負けてやらぬという強い意志が眼に宿っていたのだ。その粘り気がテオの槍を絡める。

 しかも、

「くっ⁉」

 じわじわと間合いを詰めてくるガリアスの兵士たち。決して攻め急がず、確実に包囲して相手の動きを制限し、戦力を削ぎ落とす。

「……あの馬鹿、勝手に突っ込むからそうなるんだよ!」

「テオを失うのは、ありえんな」

 その包囲に向かって手斧を投げるはエスタードの若き新鋭デシデリオ。そして、すでに『鮮烈』の二つ名を持つセルフィモもまた突っ込む。

「邪魔だクソがァ!」

 デシデリオ、後に『苛烈』と謳われる猛将である。敬愛してやまないチェと同じく二振りの斧をメイン武器に、中遠距離の牽制用に手斧をいくつか装備している。比較的計装な彼の総重量がこの中で一番重いのは手斧が原因である。

 二つ名通り苛烈な攻めが特徴ではある。実際に今、突出していたテオに向かっていた兵士たちを引き裂きながら猛進する彼は苛烈そのものである。だが、その実この中で一番まともな感性を持っているのがこの男の特徴でもあった。

 この苛烈さは突出した味方を救うため、少しでも敵の意識を自分に向けるためのいわばセルフプロデュースである。

 対してもう一人の男は――

「破壊の旋律、肉と骨が奏でるオーケストラ、嗚呼、美しい」

 まともな発言をしつつ飛び出したのに、すでに自分の撒き散らす血風の虜であった。重装甲すら圧し潰すモーニングスターによる破壊を撒き散らし、本人は愉悦の笑みを浮かべてまい進する。信じ難い推進力、まともな受けが通じない破壊力。

 何よりも得物が独特であり、対面する兵士がうまく対応できていない。

 これぞエスタード軍、その遺伝子を引き継ぐ戦士の強さ、である。

「お前は行かなくて良いのか、ディノ」

「あんなもんテオの馬鹿が悪い。それよりも俺は、こっちに興味がある」

「さすがに鼻が利くな」

 セヴラン目がけて駆けて行ったのはテオ、デシデリオ、セルフィモ、遅れてクラビレノであった。しかしラロ、ディノは不動。

 まるで何かを待ち構えているかのように――

「あんたが、一番強ェよなァ!」

 突如、轟、とあらぬ方向へ石斧を振るうディノ。そこにはいつの間にか移動していたウジェーヌがいた。敵の首級でありながら、目立つセヴランを囮に単身、ラロを狙ってここまでやって来たのだ。薄い気配、当たり前のようにそれぐらいはやってくる。しかもディノの受けを破壊するはずの一撃を、受けずにかわす。

「あッ⁉」

 突っ込んでくる。突っ込んできていた。その気配、殺気目がけて振るった石斧は空を切る。惜しくもない空振り、それだけ雰囲気が真に迫っていたのだ。

「戦が一本気だな、若いの」

「にゃろう!」

 体格も、力も、ともすれば速さすらディノの方が上。それなのにディノは手玉に取られてしまう。信じられない経験であった。相手が『双黒』のような名うての武人であればわかる。自分が足りぬと納得も出来る。

 だが、相手は元王の左右とは言え、有名どころに比べると明らかに一枚落ちる将であるし、そもそも将としてはともかく武人としての逸話など皆無。

 立ち居振る舞いから強いとは思っていた。しかし、ここまで一方的な展開になるとはディノの想像にはなかった。これほど、手応えを残してくれぬ相手など――

「俺がやろう」

 この男以外にいようとは――ディノは顔をしかめながら、自分たちの大将に託すしかなかった。歯噛みしつつ、後退しながら別の兵士に跳びかかる。

 悔しいが、これ以上ない完敗であった。

「うちのディノを可愛がってくれましたな」

「止めに入らなかった卿も悪い。老兵を経験させたかったと見える」

「貴方のような武人は、エスタードにもネーデルクスにもあまりいないのでね」

 特に見所の無いシンプルなやり取りが二人の間で揺れ動く。しかし、ディノはもちろんガリアスの兵士たちも援護は出来ないでいた。無いのだ、隙間が。背中ですらこの二人にとっては隙に見えない。乱さんとすれば、逆に利用されかねない。

「若いのに随分戦巧者なことだ」

「俺はそれだけがウリの将なのでね」

 面白みはない。華やかさもない。それでも余人には踏み込めない圧がある。目線一つ、指先一つ、足先一つ、髪の毛一本に至るまで、絶え間なく情報が行き来する。戦いとは位の奪い合いにこそ妙味がある。

 それは集団での戦いでも、個であっても、規模にかかわらず本質とはそこにあるのだ。自分に有利な位は相手にとっても欲しい位であり、そこを如何にして奪い、優位を築くか、それが戦というものである。

「……あのラロと、あそこまで渡り合うのか。あの老人が」

「元王の左右だぞ。当たり前だ!」

 驚くテオをセヴランが蹴り飛ばす。飛ばされ、囲まれ、殺されそうになるところで槍を旋回させ、囲みをこじ開け、無理やり自分のミスは自分で消した。

 だが、その顔に先ほどまでの余裕はない。

「クソが、こいつら……一人一人は弱ェのに、どうにも倒し切れねえ」

「……美しくないぞ、私!」

 デシデリオ、セルフィモも徐々に奇襲から冷静さを取り戻し、普段の力を発揮し始めた兵士たちに苦戦を強いられていた。凡庸な戦士が、この程度の数で群れただけなのに、ここまで手応えがあるのか、と彼らは驚いていた。

 これがガリアスなのだ。これこそがガリアスなのだ。

「……ピノの野郎、珍しく楽しんで来い、何て言うから何事かと思ったが、最初から楽な戦場じゃねえって知っていやがったな」

 ディノは腹違いの兄弟、同世代の男が見せた笑みの正体をようやく察する。選んだ面子にも、選ばれた敵にも意味があったのだ。

「おい、きつかったらセルフィモの背中に張り付いておけ。ラロ以外じゃ一番場数を踏んでいるし、きっちり補助してくれるはずだ」

「りょ、了解」

 普段あまり言うことを聞かないクラビレノだが、ここは素直に聞き入れる。それだけ苦戦を強いられているのだ。この場全員が。

 下手をすると、ラロでさえ。

「……これがガリアス。俺らの知らねえ強さ、か」

 エスタードの強さは個に起因する。個の強さを貴び、強きモノを何より尊重する文化がある。それが間違っているとは思わないが、それだけではない強さが目の前にはあった。弱兵一人一人が戦術を、決まり事を順守しことに当たる。

 たったこれだけのことが、徹底されるだけでここまで厚みを帯びるのだ。

「さすがは『銅将』直属の部隊、素晴らしい練度だ」

「お褒め頂き光栄だ。『双黒』を討ち果たした若きカンペアドール、『烈鉄』のラロ。私如き凡将がどこまで食い下がれるものか」

「ふふ、言ってくれる」

 ラロは既に見抜いていた。決して眼前の男、強い武人ではない。押し切る力があるわけではなく、見切りの才があるわけでもない。ただ、分厚い経験値と負けないための戦い方が染み付いているのだろう。とにかく隙を見せない。集中が途切れない。

「中々勝ち切らせてくれないな」

「私はそれだけがウリの将なのだよ」

 武王亡き後のガリアスを率いた革新王の側近、すでに戦死した者を除けば三人が存命である。現王の頭脳サロモン、黄金騎士団を率いるジャン・ポール、そして海軍を任されているウジェーヌ、この三人が彼の黎明期を支えた重臣であった。

 この中で最も格が低いとされているのがこのウジェーヌである。とにかく白星が少ないのだ。全体で見れば黒星の方が多いほどである。それゆえ、色々な思惑が絡み合った結果ではあるが真っ先に王の左右を更迭、今の地位に至る。

 だが、その内訳を知れば彼を凡将などと口が裂けても言えないだろう。彼の担当は主にオストベルグ方面、相手をしていたのは三大巨星が一角、『黒金』のストラクレス、そして副将であるベルガーであった。

 大陸最強クラスの将軍相手に勝つのは無理な話。実際に当時、そんなことは誰も求めていなかった。ただ、負けさえしなければ、いや、もっと言えば負けを大きくしなければそれで役目を果たしたことになる。それがウジェーヌの仕事であったのだ。

 当時のガリアスが抱えていた諸問題、巨大な敵であるアクィタニアの攻略、当時はまだ今ほど大きくなかったガリアスの周囲には準七王国級の国がゴロゴロしており、それの平定にサロモンやジャン・ポールなどは辣腕を振るっていた。もちろん武王が攻略し切れなかった相手ばかり、容易い戦場などなかったが、それでも戦場の難度で言えば対オストベルグこそが最難関であったと言えるだろう。

 目に見える武功はない。革新王や武官はアルカディアの『不動』同様に彼こそが要であったと考えていたが、国が大きくなり安定してきた後、文民統制の向きが強まるにつれ、彼のような目立たぬ黒子は評価されなくなってしまう。

 未だ戦火拭えぬローレンシア。かつてほどの火種はなくとも、完全にそれが立ち消えるまでは王が、軍が、強い権力を持ち続けるべきであった。

 これは結果論でしかないが、ガリアスは時代を先取りし過ぎたのだ。

「兵を駒として扱うならばサロモン、才人を扱わせるならばジャン・ポール、そして、凡人を使わせるのならばウジェーヌ、と」

「若いのに随分昔の話を」

「ええ。色々調べてわかりました。ガリアスという巨人を切り崩すには、まず、貴方やその周囲からだと。俺はね、貴方以上に『銅将』を、『水蓮』を、貴方の教え子である今の『疾風』を、評価しているのですよ」

「ランベールのことまで……卿の眼は、どこまで見据えている?」

「俺は、俺たちは戦士だ。どれだけ学びを得ても、知識で武装しても、戦士であることは変えられない。戦士には戦場が必要だ。戦場には、火種がいる」

「ッ⁉ ローレンシアを、火の海に沈めるつもりか⁉」

「そこが戦士の故郷なれば」

 ウジェーヌは勘違いしていた。この男の剣から感じる卓越した知性、考える剣を修めた者であるならば、自分たちと同じビジョンを持っているのではないかと、革新王が言っていた次なる時代を背負う器なのではないかと、そう思っていた。

 だが、違うのだ。目の前の男は、自分たちと同じ景色が、自分たち以上の景色が見えているかもしれないのに、それでも旧き世を望んでいる。

 戦場を愛している。

「なるほど、卿はここで、私が差し違えてでも倒さねばならぬようだ」

「それは無理だ。勝とうとした時が、敗北の時ですよ、『銅将』ウジェーヌ」

 負けないことに徹した『銅将』を切り崩すのは難しい。集団でも個でもそれは変わらない。だが、僅かでも勝ち気を見せたが最後、ラロはそれを見逃さない。

 ここまでの打ち合いで十分理解した。彼我の戦力差を。

 そして何よりも――

「それに均衡、崩れますよ」

「……崩すのだ。我らに傾くぞ」

「それはどうかな」

 ラロが不敵に微笑んだ瞬間――

 ぐらり、船が揺れる。いや、誰かが揺らしたのだ。

「なっ⁉」

 テオが姿勢を崩す。ただでさえ突出し、疲弊したところでの足場崩しはこれ以上なく効果的であった。それをしたのはセヴランである。

「卑怯とは、言うまいね」

 戦闘中、部下が攻撃しているタイミングで舵を無理やり切ったのだ。冷静かつ効果的な一手である。一度崩れた姿勢、立て直そうとテオが動こうとするが――

「させるわけないだろう」

 そこで詰める。より厳しい体勢に追い込み、後は刈り取るのみ。勝った、セヴランの眼には確信が宿る。素晴らしい槍使いであった。陸であれば勝ち切れたかどうか怪しい。だが、ここは海で船の上なのだ。

 そこへの適応力を含めれば、自分が勝ると確信する。

「ちィ、ここまでか」

 詰み切った。相手も観念したのだろう。死の間際に笑みを浮かべるとはあっぱれ、セヴランは強敵であったと心の中で讃えながら、詰みの剣を振り下ろす。

 まずは一つ、彼らの少ない駒を落とし――

「退け、テオ」

 確信の剣が、空を切る。突如現れた男に蹴り飛ばされたテオは呆然と宙を舞っていた。セヴランの眼前に現れるは血塗れのディノ。

「馬鹿な」

 敵の位置など当然把握している。舵を切って体勢を崩す際、ディノも含めて全員が少し離れた位置で戦っていた。そうなるようにセヴラン自身が誘導し、テオをハメたのだから当然であるが。間に合うはずがない。

 そもそも彼も体勢を崩していたはずである。船乗りである部下たちでさえ咄嗟の揺れに対応できている者はほとんどいない。詰めてこられるはずがない。

 だが、現実には、

「卑怯とは、言わねえか。テメエは」

 ディノは最短最速でここまで駆けてきた。部下を薙ぎ払い、吹き飛ばし、斬られても足を止めることなく、敵と自身の血にまみれ、現れた。

 轟、振るわれた石斧を鞘と剣を用いて受けるも――

「がっ⁉」

 あまりの破壊力に衝撃を殺し切れず吹き飛ばされてしまう。

「ほんと、すげえな。空振りしといて今の受けが間に合うのかよ」

 たった一発で受けた手の感覚が消失していた。努力も、技も、無に帰す破壊力。その立ち姿にセヴランは自身が越えられないと思ったあの男を思い出す。

 同世代の星、少し下にダルタニアンが現れるまではガリアスで最も期待されていた男。武では絶対に勝てないとセヴランが諦めた、あの男と同じ雰囲気。

 なるほど、とセヴランは哂う。気性もきっと似ているのだろう。あの男も、仲間の窮地にはいつも以上の力を発揮していた。蛮族相手に死にそうになっていた自分を、鬼神が如く暴れ回り助けてくれた男を、思い出す。

「くそ、まだ、だ」

 手に力が入らずとも、立ち上がり抗戦しようとするセヴラン。まだ終われない。まだ自分は何も成し遂げられていない。これからだ。これからなのだ。

 ガリアスの海軍が、自分たちが大きな意味を持つことになるのは。

 しかし――

「褒める暇があればとどめ刺しとけ」

 無情にもデシデリオの手斧がセヴランの頭に突き立った。

「あっ」

 ぐらり、セヴランは立ち上がることなく、力なく、意識なく、船の上に倒れ伏す。頭を、頭蓋を、深々と手斧が割ったのだ。

 誰が見ても致命傷。誰が見ても、即死。

「デシデリオ、テメエ」

「文句言ってんじゃねえよ。テメエらはいつも甘いんだよ。徹しろ、ここは戦場だぞ! 全力で勝利を掴みに行けよ! ここは勝つべきところだろーが!」

「……ああ、その通りだ!」

 これで均衡が崩れる。

「……素晴らしい武人だった。『水蓮』のセヴラン」

 本来ならば自身を仕留めていた男を称賛し、テオは静かに敵へ向かう。セヴランという柱を欠いた兵士たちは明らかに揺らいでいた。乱れていた。

 彼らも人、柱無くして普段通りになど、出来るはずもない。

「勝ったな」

「はい」

 セルフィモの言葉に賛同するクラビレノ。誰が見てもこれは――

「……セヴラン。すまぬ、私の、差配のせいだ」

「部下を失っても剣は乱れず。さすがの経験値だ。失った数もまた、将を強くするのでしょうな。俺にはまだ足りぬ部分です」

「こんなもの、足りぬ方が良い」

 必死に食い下がるウジェーヌであったが、ラロに負けぬことは出来ても他にまで手が回るわけではない。セヴランを失い揺らいだ兵士たちとさらに勢いづくエスタードの戦士たち。これはもう、勝敗は――決まったも同然。

「諦めるな! ガリアス海軍の誇りを見せよ!」

 無理やり士気を上げるも、

「ここが勝機だ、蹂躙せよ!」

 ラロの一喝によって同じく士気を上げたエスタード勢が圧し潰す。

 勝敗は、見えた。

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