自己肯定感の話
適度の自己肯定感というものが、生きていく上でとても重要だと思う。自分に対して「OK」「いいね」といえるか、ということだ。
人生において自分で判断しなければならないことは大小沢山あるが、その判断を正しかったと思うことができるのは、自分にある程度の自信があってこそだと思う。
就活セミナーなるもので、「意味づけ力が大切だ」というお話をお聞きした。自分の状況をどう解釈するか、という話だ。それだって、結局自分がそう思えるかどうかなのだから、ある程度自分の考えへの肯定が必要である。極論、他人から自分のいる状況に対し、「それってめっちゃ嫌な状況だね!」といわれても、「いや、でもこの状況が自分を成長させてくれているんだ」とかそういう感じに考えることができるか?ということだろう。大切だね。
何かに挑戦してみるとき、成功しても失敗しても、続いても続かなくても、どちらにせよ意味があると考えることができるか。これも意味づけ力だな。
そして私には、自己肯定感が仕事していない場面が部分的にある。そう、普通に自己肯定をできている場面も、し過ぎているであろう場面もあるのだが、ある一定の場面では、全くだめ。おどおどしてしまう。これが苦手というやつか?
自己肯定感が特に重要になるであろう場面はどんなものだろうか。
例えば報告。私の場合、想像しているのは卒論進捗報告として、自分の考えたことや調べた結果などを皆に共有する場面だ。この報告という行為は、ある程度自己肯定感がないと無理だ。自分のみたもの、感じたことが正しい、本当にそうであるという自信がないと、正気で報告をすることはできない。
SNSだってそうだ。フォローする人選、リプなどのコミュニケーション、さりげない自分の誕生日アピール…色々なところで自己肯定感が働いている。全ての人から好かれるというのは不可能だから、自分のいかなる行動に対しても、(大げさな言い方だが)一部の人間はアンチになる。そうでなくても、もしかしたら、リアルで仲の良い友人が自分の投稿をみて、ほんの少しだけ「ちょっと痛いなあ」とか思うかもしれない。その一部のアンチ、友人の小さな小さな感情のことを考えても、「私は私だ、これでよいのだ」と思えるか。それがSNSにおいては、ある程度求められると思う。私の場合は、SNS利用において自己肯定感が仕事をしないので、ツイッターで一人で推しの尊さを叫んでいるだけのアカウントとなっている。
SNSと似ているといえば似ているが、マッチングアプリ(や合コン)でもそうだ。自分の人間的な魅力をアピールする場。
創作もだな。二次創作でもオリジナルの創作でも。文に起こすこと自体がまず自信を要する。自分で自分の書いたものをみられるか、ということだ。私は無理だ。いや、もしかしたら、やってみたら案外できるのかもしれないが、現時点では「もし自分が創作をしたとして、それを自分でみられるか」という問への回答ははっきりいってNOだ。
自分の弱みを他人にみせるときも、他人の成功話を聞くときも、人にものを頼む、助けを求めるときもそう。
一人のときもそうだ。一人の時間を楽しめる人は、自己肯定感が高いと思う。
あとは…仲良しな友人ができたときとか。自分と仲良くしてくれる友人を、大好きだと思えるか。なんて言ったら良いのか。えっと、自分の好きな人は正しいのかというか、つるむ人があまり良くないのではないかと考えることがある。そして、せっかく仲良くしてくれていたのに、雑に手放してしまったこともある。
誰かを推すときもそうだ。何でも良いが自分の推しができたとき。私は推しエゴサをしがちである。いや、これは自己肯定感というより、単に推しの供給をほしがっているだけだな、多分。
逆に、私が自己肯定感を持っている場面はどこだろうか。
私は、周りの状況によっては、自分を発揮できる。いやそれは今回の議題とは少し違う可能性があるな。
うん、ないわけではないんです。むしろあるときはめっちゃあるんだよな。人一倍。あるときはめっちゃあるし、ないときはない。
自己肯定感がないと、ただの拒否回避人間となってしまうなと思う。それではしばしば人生はつまらないものとなってしまう。だから私は、今は拒否回避、葛藤回避人間ではあるが、これからは頑張って一歩踏み出してみたい。そうしないと、真の幸せはつかめないような気がするから。一度きりの人生、失敗してもいい、やってみればいいじゃないかという気持ちを、もっと持てるようになりたい。
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