一言も話さない美少女が何故か俺に甘えてくるのですが?

夢野ヤマ

第1話 沈黙

 俺の名前は船部。

 ヤベー、まさか隣の席が学校一の美少女清見さんになってしまうとは。

 親睦を深めるため何か話したほうがいいよな。


 「……あのー」

 「……」


 無視された!? まさかの無視!?

 俺なんか嫌われるようなことしたかな。

 やばい…。気まずい…。


 「………………………」

 「………………………」←筆箱あさってる


 なんかすごい清見さん筆箱あさってるんですけどー!?

 どうしよう…。シャーペンとか貸したほうがいいのかな…。


 「……あのよかったらこれ使います?」

 「……………」←ありがとうと言っている


 やっぱり喋らないんかい!!

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