「地域子育て支援センターに行って来た」 2014年10月15日

家から歩いて5分くらいのところに区の施設があり、月に2度、子どものための遊び場として開放されているということで、行ってみた。


小雨の中、合羽を着せて、ベビーカーに乗せ、折り畳み傘を持たせてみる。

なかなか上手に傘を差している。一生懸命握りすぎて、手が痛くなったようだ。


10時頃に着いたが、すでにちらほらと親子がいた。子どもの年齢はだいたいハルと同じくらいか。


小学校の体育館の一回り小さいくらいの大きな場所で、室内用の滑り台や、なんていうのかわからないけど子どもがまたがって遊ぶ車、おままごとの道具、ブロック、ボールなどが広げられていて、それぞれが思い思いに遊ぶシステムのようだ。


ハルはもちろん、周りの子どもたちも、お友達と遊ぶ様子はない。

平日の午前中にこうやって集まって来た子どもたちなので、保育園や幼稚園に行っていないわけで、少し年上に見える子たちでさえ集団で遊ぶ概念はまだないのだろうか。

それぞれ自由におもちゃを手にして、自由に遊ぶ。

むしろ、親も子も周りとのコンタクトを避けているようにさえ見える。

おもちゃの取り合いなどがあまりない。

ま、平和と言えばそうだが、コミュニケーションという観点では、物足りない気がしてしまう。


ハルは大好きな電車のおもちゃや、おままごと遊びを黙々と行っていた。

保育園で鍛えられたのか、気になる物を見つけると他人の物を平気で奪う。

頼もしいような申し訳ないような。

帰ってから簡単に寝てしまったことからも、十分に遊んだのだろうな。


しかし、やはりこういう場所はなかなか手強い。

わかってはいたけど、周りは全員女性。

僕の性格上、いきなり世間話に加われるわけでもないし、逆に全体に違和感を与えているのではないかと申し訳ない気持ちになる。

途中で支援員の方に声をかけられ、最近主夫になり、今日ここへやってきたことを告げると、とりあえず肯定された。

ま、さすがに、立場上、否定感を出すことはできないだろうけど。

まぁ、でも、こういうことを機に男性が気軽に加われるような環境を考えてくれればいいかもしれない。


一応記しておくと、僕は嫌な思いをしたわけではない。

お母さん方が違和感を感じているだろうな〜と、思っているだけ。


ハルのためには、2人だけの世界と、他の人もいる世界と、バランス良く体験させて行きたいなと思っているので、これからも色々な施設に行こうと思っている。

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