アフターストーリー  天使からの贈り物

「えっとー  修一君、なんで柑奈咲さんが物理室に居るって分かったの」


神田は真剣な顔、、、可愛い顔でこちらを覗き込んでくる。


「ああ そういやまだ話してなかったな。

あのメールは、龍馬からの挑戦状みたいなものだ」


「挑戦 状?」


神田はコテっと首を倒して俺の話を聞いていた。


ここは、神田の家だ。


以前にもあったように、神田は両親と仲が良くない。

神田は学校近くの広いマンションの最上階に住んでいる。

インターホンを鳴らすとモフモフしたパジャマで俺を迎えてくれたが、、、


ええ 可愛すぎるだろこれ。


ピンクであどけない服装に対し、大人の色気を存分に発揮している白く綺麗な首筋が見える。


反則だ。

俺が神田の可愛さにレットカードを何枚出そうか考えていると、


「修一君、しゅういちくん、ねえってば」


「ああ 考え事してた」


すると、神田の頬がさくらんぼ色に染まっている。上目遣いでこちらを見てくる。


「今 絶対エッチなこと考えてたでしょー」


からかうように訊いてくるが、神田はもう羞恥心でこちらを見れないらしい。

少しからかってみよう。



「ああ 考えていたが、ダメなのか」


「えーっと ダメというか、ダメじゃないというか」


えっ ダメじゃないのか、やばい可愛すぎる。


神田の無意識カウンターに、俺が顔を赤くして気絶しそうになっていると神田はそれを確認すると、勝ち誇ったようにこちらを見る。


「へぇー 修一君はウブだねぇー」と笑っている。


いつか仕返ししてやると胸に刻み込んむ。


「それより、なんで俺はお呼ばれしたんだ」


「そうだったね てへへ」

現実世界で てへへ を口に出す女子がいたことに驚き、なぜか感動を覚える。しかもいちいち可愛い。


「今日はね さっきの種明かしをしてもらいたいの」


「種明かし?」


「うん さっきの騒動だよ」


「ああ わかった わからないことを聞いてくれ」


それで、冒頭の会話になったってことだ。


「神田 一緒にみたメールは覚えてるか」


「ある程度は、でももう一回見たいな」


「わかった ほれ」



① 加藤 美咲      かとう みさき

 

 ② 神崎 大翔      かんざき ひろと

 

 ⑤ 斎藤 大輔      さいとう だいすけ

 

 ④ 大谷 にに      おおたに にに

          

          、 


 ① 知念 優       ちねん ゆう

 

 ② 坂上 蓮       さかがみ れん

 

 ② 佐久間 健斗     さくま けんと

          、

 ③ 駒居 良太      かもい りょうた

 

 ③ 菊池 花梨      きくち かりん

 

 ① 馬楼 海斗      ばろう かいと

 

 ⑥ 相澤 凛       あいざわ りん

 

 ① 富沢 学       とみざわ まなぶ

 

 ① 大神 涼       おおがみ りょう

 

 ③ 小斎 みか      こさい みか

 

 ④、⑤ 成田 瞳     なりた ひとみ

 

 ④ 大野 文田      おおの ぶんた

 

 ⑤ 中村 司       なかむら つかさ 

 

 ⑥ 増山 ゆり      ますやま ゆり

 

 ① 篠原 真依      しのはら まい

 

 ⑦ 二階堂 祭      にかいどう まつり


「わかったか?」


「お恥ずかしいですが全く」


「そうか 解き方は簡単だ。平仮名読みのところと数字のところに注目して欲しい。数字は何番目かを示しているんだ。例えば① かとう みさきだったら、「か」になる 解けそうか?」


「うん   答えは、えっとーー

  かんだに、ちかく、いちばんとおいひと  ぶつりしつ   だね。」


「正解だ」


「えっ 私?」


神田は自分の名前が出たことに驚いている。


「ああ 俺も最初は考えた。

神田に1番近くて遠い人って誰だろうって」


「それが、柑奈咲さんってこと?」


「ああ そうだな」


「私と近くて遠い人がなんで彼女なの?」


「それは俺も結構考えたんだが、あくまで予想として訊いてくれ。

神田と柑奈咲の近いポイントは、容姿だ。

なんせファンクラブができるぐらいだもんな」


「あっ それなしぃー  恥ずかしいから」


「そうか? 神田はファンクラブがあるのが、納得なぐらい可愛いぞ」


「言わないで、、、、やっぱ、ありがとう」


2秒ほどで、どんな心の変化があったか知らないがありがとうと言えることはいいことだ。


「で、遠いってなに」

デレから立ち直った神田が質問してくる。


「それは、顔の広さや権力の大きさを表してると思う」


「悔しいけど それには納得だね」


「その2つから、神田に負けないぐらい可愛くて、神田と真反対なぐらい人望がある人って考えると、柑奈咲だった」


「私も少しくらいは人望あるわよ」


「どんぐらい?」


「こん ぐらい」


綺麗な指をしならせて、小さな丸を作って見せてくる。


「結構あるな」


「でしょでしょ 結構もったからねー あっ」


「結構もった へぇー」


「まあ 私くらいだと誤差よ誤差!」


「その誤差がないとゼロになるんだが いいか」


「くぅう 悔しい

そんなに言うなら修一君はどうなの」


「こんなだな」

そう言って、ありが1匹通るか、通らないかぐらいの丸を作った。


「ちっさー」

神田は面白かったのか、爆笑している。


「でーも   私の気持ちも含めるとこんぐらいだよっ」


「おお でかいな」


「うん でかいね」


「このやりとり 何がとは言わないが、卑猥だな」


「あっ もうー 今、私すごくいい話してたのに」


俺は、神田の話を聞いていなかったのではない。ただ恥ずかしかっただけだ。


「そろそろ 失礼する」


「うん 結構遅くなちゃったもんねー」


「じゃあ また学校でね」


「お邪魔しました。次はうちにもきてくれ」


「ふぇっ いいの」


「当たり前だろ お邪魔させてもらったのに、呼ばなかったら失礼だろ」


「う、うん」


「じゃあな」


「じゃあね、、」

最後に神田が、ものすごく赤くなっていたのが気になるが、それよりも俺は重大

なことをしていたことに気がついた。


あれ 俺って神田を家に誘ったことに、、、、、、


えええっーーーーーーーーーーーーーーーーーどうしよう!


神田のマンションには、廊下で発狂している不審者がいたと、報告されたとさ。


これがあの騒動の後の話。



             アフタストーリー







___________________________________

あとがき


1章のご褒美回どうだったでしょうか?



あまり、ラブなシーンを書いてこなかったので、面白かったか心配しているブレックファーストです。


神田さんにハートを撃ち抜かれた人、ハート、フォロー、星お願いします。作者のモチベ維持にご協力ください。


二章は、これ以上に甘々です。

今のうちからコーヒーの準備を推奨いたします。


2章で会いましょう。



では、また

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