第3話 七瀬 ミュージックスタート!
日奈子と図書館にって行って数日後、俺は学校に行く準備をしていると玄関からチャイムが鳴った。
「おはよう! 涼ちゃん、そして学校に行こう!」
「日奈子! チャイムと同時に上がり込んでくるな!」
「合鍵は持ってるけど一応チャイムは鳴らそうかと」
常識を知ってください、日奈子さん。
「そんなことより、早く学校に行こ!」
そんなことよりではないと思うんだが…まぁ確かに学校に行く準備をしないとな。
「分かったからちょと待ってろ」
「は〜い」
日奈子にしては珍しい気の抜けた返事だな。
俺はさっさと準備をして家を出た。
「そう言えば、日奈子 お前ちょっと元気ないな、なんかあったのか?」
「えっとね、今日提出する宿題が終わってなくて、寝不足なんだ〜。えへへ」
心配した俺がバカだった。
「全く、宿題はすぐに終わすものだろ」
「えっ!?」
驚くことないだろ、てか何回この会話してんだろうな…
そんな無駄話をしていたら学校に着いた。
俺たちは教室に入ると一人の女子生徒がいた。
「絵梨ちゃん、おはよう」
「ああ、おはよう桜庭さんと藤宮君」
今、俺たちと会話をしているのは七瀬 絵梨 背は日奈子より少し高く 髪は腰ぐらいまであり色は紺色している 目は黄色。 そしてうちの委員長でもある。
「おはよう、七瀬さん」
挨拶をし終えると自分の机に戻ろうとしたのだが。
「待ってくれ、藤宮君」
ですよねー。
「何でしょうか、七瀬さん…」
「別に大した話ではないのだが聞いてくれるか?」
大した話じゃないなら呼ばないでください…
「別に良いですよ」
断れるわけないじゃん!
「聞いてくれるか、ありがたい」
「どうぞ話してください」
「私が今年までなりたい自分についてだ」
なにそれ本当に大した話じゃない。
「私は廃校寸前のこの学校を9人のスクールアイドルの一人となりこの学校を守れる私になりたい」
待て、それどこかで聞いた話…
「そして、異世界召喚されて戦えるスクールアイドルになりたいんだ!」
おい、それは某ゲームのコラボの話じゃないか!
「そう! 私はラ◯ライブの高◯穂◯果ちゃんに憧れている! そしてA◯uaの高◯千◯ちゃんも良いと思っている!」
「分かりましたから落ち着いてください! てかそんな話しないで!」
「私は穂◯果ちゃんと高◯千◯ちゃん推しなんだよ!」
「分かる!絵梨ちゃん!私も好きだもんラ◯ライブ!」
日奈子お前もか!
「私、南こ◯りちゃんと黒◯ル◯ィ推しだよ!」
「その話、ストップ! もうおしまい!本当にダメだから!」
やっとの思いで話を終わらして授業も終わり帰りの時間になった。
「つ、疲れた〜」
「どうしてそんなに疲れてるの?」
誰のせいだと思っている…
「帰りかい二人とも」
後ろから声をかけてきたのは七瀬だった。
「うん、そうだよ」
「そうかい、あ、あと、桜庭さん今日は楽しいお話ありがとね。また明日もお話をしよう」
もうあの話はやめようね、二人とも。
「それじゃまた、桜庭さん、藤宮君」
「バイバイ 絵梨ちゃん」
「じゃあな 七瀬」
俺たちは七瀬を見送ったあと俺たちも家に帰った。
そして俺たちは家の前に着くと。
「また明日ね バイバイ涼ちゃん!」
「また明日な」
俺は日奈子が家に入るのを見て自分も中に入った
そして俺はまた疑問に思うなぜ俺なのだろうと。
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