7月10日・12日・13日

 騒音サラリーマンが隣りに座ってきたので、別の席に腰を移した。そういう余裕がこの時間帯にはあるのだ。扉が閉まり、電車が動き出す。大追走第九章(最終章)「最後の標的」を読み始めた。

 職場の売店に行き、朝食を買った。空いている卓席に陣取り、あんバターフランスを食べた。コーヒーを飲みつつ、情報番組を聴く。今日の話題は「味ラジオ」が実現するかも知れないというもの。星(新一)ファンの端くれとしては嬉しい情報だが、ちょっぴり寂しい気もする。理由は自分でもわからない。


 今日の昼飯は白身魚のフライ。正体は外国産ナマズだろうか。ともあれ、食べるしかない。腹ペコでは午後の業務がこなし切れない。食後の一杯(氷水)を楽しんでから、食堂を離れた。

 休憩場所に足を進めてみると、見慣れない男性が一帯をウロウロしていた。声をかけてみたが、反応はなかった。その他に俺のできることはない。長椅子に座り、最後の標的の続きを読んだ。読後、目蓋を閉じた。時間は短いが、熟睡がもたらす賦活効果は大きい。気がつくと、男性の姿は消えていた。


 帰りの電車の中で、最後の標的を読了した。まったく面白い小説だった。地元駅下車。自宅近傍のスーパーに行き、食べものと呑みものを買った。

 帰宅後、大追走にかけていたブックカバーを外し、明日から読むつもりの本にかけた。腕立て伏せをやってから、温水を浴びた。体を拭き、清潔な衣類を身に着けた。居室に行き、愛機を起動させた。就寝前に『エイセス』の続きを観ようと思っている。千葉ちゃんが屈折系のキャラクターを演じている。


♞今宵の酒は缶入り酎ハイ。酒肴(さかな)は焼鳥三種と中トロの刺身。


 砂利の声で眼が覚めた。かなり大きい声だ。何事だろうと思い、出窓のカーテンを開けた。窓越しに集団登校の様子が見えた。友達同士でふざけているだけで、特に問題はなさそうだった。カーテンを閉じ、再び布団に潜り込んだ。


 気がつくと、午前9時を過ぎていた。風呂場に行き、温水を浴びた。台所に行き、電気ケトルにミネラル水を注いだ。沸き立ての湯で即席コーヒーを淹れた。森永製菓のアーモンドクッキーを齧りながら、熱いやつを飲んだ。


 シャットダウン確認後、身支度を整えた。最後のカギをかけてから、自室を離れた。商店街に行き、中華料理店に入った。トマトの卵炒め定食を頼んだのだが、実際に運ばれてきた料理は「トマトと卵の煮込み」のようなものであった。まあ、いいけど。食後、銀行に行き、強盗を働いた。無論ウソである。


 帰宅後、愛機を起動させようとしたのだが、猛烈な眠気に襲われ、どうにもならない。半時間ほど仮眠した。昼寝なしでは活動できない体になってきた。年(歳)は取りたくないなあ。

 メクるを呼び出し、おまけ篇の続きを書いた。酷い内容である。実につまらない。喜んでいるのは当人のみ。この有様では「草小説」とさえ云えない気がする。ダウン確認後、近所のコンビニに向かった。


♞今宵の酒は「いいちこ」の水割り。酒肴は冷たいおでん。飯は焼肉弁当。


 朝の8時に起床。洗顔後、近所のコインランドリーへ向った。先客二名。家に戻り、露台に脱水ものを吊るした。その後、雑用退治に追われた。

 午睡を堪能してから、愛機を起動させた。メクるに飛び、おまけ篇の続きを書いた。5頁以内におさめるつもりだったが、どうやら無理のようである。


 シャットダウン確認後、身支度を整えた。最後のカギをかけてから、自室を離れた。駅の方角へ歩いた。貸し円盤(DVD)屋に行き、借りていたものを返した。帰路の途中、手作りパン屋に寄り、手作りパンを三つ買った。


 家に戻り、湯を沸かした。チョコクロワッサンを食べながら、熱いやつを飲んだ。居室に行き、セルバンテスを呼び出した。バーバリアンの編集に没入。休憩後、今日の日記(つまりこれ)を書き始めた。窓の外はまたしても雨。


♞今宵の酒はいいちこ。酒肴はポテチとさきいか。飯はメンチカツ弁当。

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