毎日読書

 ここ数ヵ月、毎日「カクヨム」をヨムヨムしていると、行間をあまりあけていなくて、一文が長いものでも読めるようになってきた。


 まあ、普通の書籍ならば、ある程度詰まっていても読めていた。だけど、webのほうで読むと、行間がほとんどなく詰まっている作品は読みづらい。


 そう思っていた。


 でも慣れというものは不思議なもので、ある程度詰まっている作品でも、読んでいくうちに読みづらさを感じなくなった。


 本を読まない人というのは、漫画本や絵本でも少し読んだだけで頭が痛くなるらしい。


「なにをいっているんだろう? 絵本や漫画で頭いたくなる? どんだけ、文字苦手なんだろう」と内心思ったりした。


 まあ、そういうものだろう。



 本を読む私でも、難しすぎる本とかだと少し読んだだけで頭痛くなります(笑)



 読み比べてみてください。


 行間なし。つまりまくり


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 首都東京はいわずとしれた日本の中心だ。全国各地からさまざまな人々が集まってくる。都心にはビルが立ち並び、道には人が溢れている。人のざわめきと街頭に流れる音楽たち。聞くものによっては雑音にも聞こえる喧騒。

 しかし、ひと度都心から離れれば、それなりに静けさを除かせている。発展し続ける文化とは異なり、昔ながらの町並みや田園といった風景が広がっている。

 ここは東京なのか。

 どこか地方の懐かしさを漂わせる場所があると、上京したものにとっては一種のオアシスのように感じられる。

 それでも、ここが生まれ育った九州の田舎ではない。当たり前のように見えていた山がビルの向こうに隠れてしまって見えないし、空の狭い。

 ずいぶんと遠くへ来てしまった。

 有川朝矢ありかわともやは、バスの後部座席の窓から見える光景をぼんやりと眺めていた。

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行間を段落ごとに一行ずつあけたもの


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 首都東京はいわずとしれた日本の中心だ。全国各地からさまざまな人々が集まってくる。都心にはビルが立ち並び、道には人が溢れている。人のざわめきと街頭に流れる音楽たち。聞くものによっては雑音にも聞こえる喧騒。


 しかし、ひと度都心から離れれば、それなりに静けさを除かせている。発展し続ける文化とは異なり、昔ながらの町並みや田園といった風景が広がっている。


 ここは東京なのか。


 どこか地方の懐かしさを漂わせる場所があると、上京したものにとっては一種のオアシスのように感じられる。


 それでも、ここが生まれ育った九州の田舎ではない。当たり前のように見えていた山がビルの向こうに隠れてしまって見えないし、空の狭い。


 


 ずいぶんと遠くへ来てしまった。



 有川朝矢ありかわともやは、バスの後部座席の窓から見える光景をぼんやりと眺めていた。


 

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あなたはどちらを読みますか?


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