31. My favorite music 2022 so far (Jan. - Mar.)
2022年1〜3月に聴いて好きだと思ったアルバムが、174枚ありました。この記事は、その174枚の中から2022年リリースに限定して、今時点で特に好きなアルバムを10枚に絞って選ぶという無謀な取り組みをした記録です。
・dvr / dirty tapes
もし私が10代だったら、親にこのEPが好きだとは言えないと思う。音色はガサガサしてて、雰囲気はだるそうにループ、歌詞もお行儀がいいとは言えない。クセがありすぎて、匿名では居られない音楽。これからの活動が本当に楽しみ。
・Fatima & Joe Armon-Jones / Tinted Shades
R&Bやネオソウルといった方向性のかっこよさがあって、思わず振り返ってしまいそうな存在感。3曲組のEPだけど、1曲辺りが5分前後あるのでどっぷり世界観に浸れる。フルレングスのリリースを早急に何卒……!
・Nilüfer Yanya / PAINLESS
個人的には、2022年ベストに入る予感がする。かのワンダイレクションのルイが、自身がプロデュースするガールズグループに誘ったほどの才能の持ち主の彼女。全体的にクールでダウナー寄り、追い詰められた内向性と同時に柔らかい夜みたいなものに包み込まれる。
・Letting Up Despite Great Faults / Ⅳ
どうもありがとう、ドリームポップ……! 8年ぶりのリリースとのこと、当時の自分はまだドリームポップを聴いていなかった。そういう意味で、今のタイミングで出逢えたことに感謝。
・Rex Orange County / WHO CARES?
アムステルダムに向かい、Benny Singsと一緒に作った音楽だとか。パンデミック下で音楽が作られた後の、“仲間と集まって作った曲”という幸福を感じて、明るい気持ちになれる一枚。優しく等身大に輝く曲が嬉しい。
・elkyn / holy spirit social club
指弾きギターの音色とウィスパーボイスが、内向的で静かで曇り空みたい。だから落ち着く。アルバムの題名やアートワークは、収録をした古い教会の社交クラブのドアにまつわるとか。これがデビューアルバムなんて、恐ろしい……!
・Oso Oso / sore thumb
こういうエモロックは定期的に摂取しないといけない。ちょうどいい、そして期待を超えていくエモロック。これだよこれぇ! とテンションが上がる。メンバーの死を越えて作られたアルバムだというのは心が痛む。
・Young Prisms / Drifter
ある一定数の人間の人生には、シューゲイザーが必要だ。このアルバムを聴いて、私もその一人になったのだと痛感した。美しく切ない内省的な騒音。ありがとう、ありがとう音楽。
・Coin / Uncanny Valley
初めて聴いた時から、もう一周聴きたい! とそわそわしたアルバム。“不気味の谷”と銘打たれた一枚、シンセポップのキラキラ感だけじゃなく、低音厚めでビートも楽しめる。
・Tahiti 80 / Here with you
暖かい海辺をドライブしたくなるような、だけど明るいだけではないフレンチ・ポップ。明るさと優しさのバランスが絶妙。そっと励ましてくれるような、"Here with you"のタイトルの通りの優しさを感じて元気が出る。
今年もいい音楽が大漁の予感です。それにしても、どうして10枚に絞ろうなんて思ったのか。あまりにも無謀でしたね。
ところで、この記事を公開したのは2022/4/1なのですが、今日リリースされたアルバムの中でもすでにいいものがたくさんありました。油断ならないですね。2022年度もよろしくお願いします。
※本記事は、各アルバムへのリンクを追加した同内容でnoteにも掲載しています。
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