恨みごと

 二十一歳の冬だった。

 カーテンを少しだけ開けて、まだ暗い、朝ともいえない朝、僕は真っ先にスマートフォンの電源を入れて、モーニングコールをしていた。

 僕は、思い込もうとしていた。

 僕は二十一だった。

 それにしたって、僕はいつも、そんなふうに、きみのために、きみのせいで、きみのために、きみのせいで、きみのせいで、きみのせい。きみのせい。

















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