第150話 とりあえずの節目

 この話が百五十日間続く未来をあまり想像していなかったので、もう、百五十話も書いたんだな、と若干感慨深く思った。百五十日というと、だいたい五ヶ月の計算になるが、五ヶ月が経過したという感覚はない。季節は変わっていくが、年や月という纏まった時間が経過しても、それを実感を伴って認識することは、最近の自分にはなくなったような気がする。


 とにかく毎日書き続けることを念頭に置いていたので、ときどき意味の分からないことを書いてしまったが、とりあえず、当初の目標は(今のところ)達成できているし、良しとしようと思う。毎日続けることに関しては、それほど大変ではないと思う。現状がこんな感じだから、外出する機会があまりなく、時間を容易に作ることができて、そんなふうに感じるのかもしれない。


 文章を書く行為については、普通に楽しいと感じるが、文章にしなくても楽しいと感じる。自分の頭の中でそういうことを考えているだけで、それなりに面白い。何がどう面白いのかと訊かれても答えられないが、まあ、普通に、面白い、と感じるわけである。


 ただし、ゲームほど面白いかと訊かれると、少々困ってしまうような気はする。さて、この文章は、いったいどんな人が読んでいるのだろうか……。

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