雨の詩集
K・t
晴れの雨
窓の向こうは 晴れているのに
なぜか不思議と 雨がふっている
楽しそうにみんなが それを浴びていて
眺めていたら うらやましくなった
でも
ドアを開けると 雨はどしゃぶり
踏み出そうとして 足がすくんだ
どうしよう やめておこうか
おいでよと 声が聞こえた
顔を上げたら 笑顔があって
つられて一歩 踏み出してみると
雨はとたんに やわらかくなった
窓ごしの時と ちがって
服に冷たく 染み込んでくるけれど
空は晴れて 風はおだやかで
飛び込んでいく 自分を手招いた
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