第31話 妹と一緒に暮らすことになった。
昨日はカクヨムにて約3500pv、なろうでは1万pv超えを果たしました。
昨日からなろうにて日間ランキングにランクインしておりその効果が如実に表れました。最高は46位でした。カクヨムでは41位にランクインしていました。
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本日も朝昼夕の3本投稿です。ただ来週あたりから少し忙しくなるので投稿本数は減らす予定です。申し訳ありません。ただ毎日投稿は心掛けます。
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俺と愛ちゃんは一緒に電車に乗り家に帰った。
愛ちゃんもカードキーを持っていたみたいで、実は朝は40階にいたそうだ。でなきゃ俺が結婚相手なんてマンションから出てきただけでわかるわけないか。そこまでして知りたいなら普通に家に来れば良いのに、サプライズが大事なんだよとか言われ説得された。
『愛ちゃん、本当にうちに来るの?』
『もちろんです!早く帰りましょう?』
『うん、わかったよ…。』
俺は愛ちゃんに偽装結婚を隠し通せるだろうか。姉が偽装結婚しているなんて知ったらショックなんじゃないか。とか考えてしまっていた。
そうして俺達は家に帰った。めちゃくちゃ気が進まなかったけど。
『おかえり、康太くん!』
『ああ、ただいま…。愛ちゃんも来てるよ…。』
『お姉ちゃん、ただいま!』
『はいはい、おかえり。早く手洗ってね。』
『はーい。とりあえずお邪魔します!』
そうして愛ちゃんだけ中へ入っていった。
『ねえ彩、愛ちゃんには偽装結婚のこと言うの?』
『うーん、まだ言わないでおくつもり。さすがに心配させちゃうし。』
『わかった、とりあえずご飯食べよっか。』
『はーい。何作ろっか?』
『愛ちゃんもいるし、多めに作れるものが良いね。』
『今ある材料から作れるものだと…炒飯とかかな?最近買出し行けてなかったし。』
『じゃあそれにしよっか、炒飯と後はなんか適当に作るよ。』
『ありがとう、私も手伝うね。』
俺はとりあえず荷物を置き、服を着替えて料理に取り掛かり始めた。
『お兄ちゃん、私も手伝おっか?』
『いや大丈夫だよ。ゆっくり休んでて。』
『あー、なるほど。お姉ちゃんとラブラブしながら作れるもんね。お邪魔しました〜。』
『もう、愛!あっち行ってて!』
『言われなくても行くよ、ごめんね邪魔して。』
『康太くん、愛が迷惑かけてごめんね?』
『いや、大丈夫だよ。なんか自分にも妹が出来たみたいで嬉しいし。』
『本当?そういえば康太くんのとこも兄弟っているの?』
『一応弟が1人いるよ。まあ最近会いに行けてないけど。今は大学生やってるよ。』
『じゃあ愛と同じなんだね。今度ご挨拶に行かない?一応結婚してるわけだし…。』
『うん、良いよ。それなら俺も彩の家に行かなきゃね。挨拶も無しに結婚してるわけだから驚いてるだろうし。』
『そうだね、それじゃあ作りますか!』
そうして俺達はご飯を作り始めた。愛ちゃんが色々と家の中を歩き回っているのが気になったけど。
『愛ちゃんご飯出来たよ、一緒に食べよっか。』
『うん、ありがとうお兄ちゃん!』
『愛、お兄ちゃんって呼び方変えてくれない?なんかムズムズする…。』
『え、でも気に入ってるから!お兄ちゃんはこれで良いよね?』
『うん、良いんじゃないか。呼ばれ方でそこまで気にしないし。』
『はい、決定!それじゃあいただきます!』
俺達はそれから他愛もない話をしながらご飯を食べ、今はリビングでくつろいでいる。
『お姉ちゃんはさ、なんでお兄ちゃんと結婚したの?昔付き合ってた人はどうなったの?』
愛ちゃんは急に真面目なトーンで話し始めた。今までとは大きな違いで俺にも緊張が走った。
『それはね、愛も康太君に接していたらわかると思うけど、すごく良い人でしょ? 私はそこに惹かれたんだ。昔付き合ってた人はしばらく前に別れてるよ。』
『そうだよね、私もお兄ちゃんみたいな人がお姉ちゃんの結婚相手で良かったって思ってる。お姉ちゃんさ、芸能界入ってから色々悩んでたでしょ?
でも今日会ってみると今までよりも良い顔してたよ。これもお兄ちゃんのおかげかなって私は感じた。昔の人はだいぶ前に会ったことあるけど、正直お兄ちゃんの方が良かったから安心した。』
『そうなんだ…。心配してくれてありがとうね愛。』
『ううん、お姉ちゃんは大切な人だし。今日来て良かったよ。お兄ちゃん、どうかお姉ちゃんをよろしくお願いします。』
『いや、こちらこそだよ。彩にはめちゃくちゃお世話になってるしね。愛ちゃんもこれからよろしくね。』
『うん!ありがとう!』
すると愛ちゃんは思い出したようにこう言った。
『あ、そうだった。お母さんと喧嘩して家出してきたからしばらくここに居させてね?』
『『えっ!?』』
『大丈夫だよ、2人にはもちろん気を使うので!』
『ええええぇぇぇ!!!???』
そうしてしばらくの間3人での生活が幕を開けたのだった。
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