第13話 見送られながら出社した。
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本日は朝6時、昼12時、夕方17時の予定です。
ではよろしくお願いします。
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それからというもの俺達はしばらく無言で夜景を見続けた。
1時間ほどだっただろうか。お互い身体が冷え、また眠気がきたためそれぞれの寝室に向かい、寝始めた。
『朝ですよー!! 起きてくださーい!!』
ん? 俺って一人暮らしだよな? なんで起こされてるんだ?
流石に夢だよな、もう少し寝させてくれ。おやすみ……
『もう!起きてって言ってるじゃないですか!』
身体をめちゃくちゃ揺らされている。夢なのにしつこいなぁ。
徐々に目が覚めていき、目の前にいたのはあの国民的女優の美川彩だ。
完全に寝惚けているらしい。いくらなんでも現実離れしすぎだ。。。
。。。。。
いや、昨日から同棲しているんだった!
『何寝惚けてるんですか!!朝ご飯作ったんで食べましょう!!』
『え? 朝ご飯作ってくれたんですか? 大丈夫でした?』
『自慢じゃないですが、パンとコーヒーは完璧に出来ますよ。』
めちゃくちゃ自慢げに胸を張って答えた。胸がかなり強調されている。って朝から何考え出るんだ俺…
『ありがとうございます、それじゃあ食べますか。』
そうして俺達は朝ご飯を一緒に食べ始めた。パンとコーヒーは完璧だと言ってたが、本当に美味い。まあ焼くだけと、淹れるだけだけど。
俺は出社の準備をし始めた。
今日からここの家から出社するが、時間がどれくらいかかるのかわからないため早めに出ることにする。
『児島さん、今日の朝に私達結婚するという発表をしますので、同僚さん達にも説明しておいてくださいね。
それと夜のディナーに同僚さんを誘うのも忘れずに!』
『あ、はい。了解です。場所と時間は後でメールで教えてください。』
そうだった、今日から俺は既婚者として会社で振る舞わないといけない。
また同僚にも報告しないと。慣れない作業ばかりである。
そして俺は出社しようと玄関へ向かった。
何故か美川さんも着いてきた。
『私達、一応新婚なんだから見送りますね。いってらっしゃい♪』
なにこのシチュエーション。もう死んでも良い。破壊力ありすぎる。
児島康太今日一日頑張ります。
『あ、ありがとうございます、いってきます。』
俺は照れ隠しで顔を背けてすぐに出社した。
今日から俺達は世間を騙し続けなければならない。
その初めの1日が今始まろうとしている。
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