ジョージワシントンの母のささやかな抵抗


 アメリカ独立戦争中、ジョージワシントンの母は、息子が食事代もくれやしないと、いたるところで愚痴をこぼしてまわった。

 もちろん、そんなわけはあるわけないのだが、母親の悪態はこれに留まることなく、しまいには、息子はできそこないの子だと吐き捨て、大統領の就任式にすら姿を見せなかった。

 徹底的に息子を毛嫌いしていた母親だが、これにはちゃんと理由がある。

 なぜなら、ジョージワシントンの母親は英国支持者だったらしく、そのために息子のやっていることがどうしても許せなかったようなのだ。

 いつの時代も、親子の意見の相違というものはあるものだ。ただ、今回の場合は、少々母親が引くべきところがあったかもしれないが…………。

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