第127話 謎の県に、謎の集合住宅(廃墟)があった夢

都道府県の境界線が現実世界と異なり、東京・埼玉・群馬の一部が合体した「雪霊道」という道がある。


境界付近に「入口の村」があり、地図に「雪命りょう」と書いてある。


(「村」を「りょう」とは読まないはずだが、なぜか「村」の部分にだけ「りょう」とルビが振ってある。)


その村の洞窟の中(?あるいは崖の横?)に、コンクリート製の古い団地のような建物がある。


(洞窟の中だとしたら暗いはずだが、普通に明るく、周りの景色がよく見えていた。)


その建物は災害復興だか戦後復興だかのための仮設住宅だったらしい。


今はもう用済みになり、住民が全員退去した後らしい。


廃墟になったその団地を見学するツアーが組まれている。


中に入ると、だだっ広いスペースに事務机のようなものが大量に並べられた部屋がある。


(元々備え付けの家具だったため、住民が引っ越した後にも残されているらしい。)


引き出しを開けると、宝石箱のような箱が出て来る。


中には指輪が入っていて「住民の忘れ物かな」と思うが、よく見たら手作りっぽいビーズの指輪だったり、100均のタグがついていたりする。


なので「わざと置いていったのかも」と思い直すが、その横には1万円の値札のついた腕時計が入っている。

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