第8話 日本の昔話のような、でもホラーのような夢

どこか昔の日本っぽい雰囲気の夢。

 

青い水をたたえた場所に、大きな船が浮かんでいる。

 

桟橋が整備されていないため、乗客は岸壁のはしごから乗る。

 

三人くらいの客が船に乗ろうとしていたが、乗せずにそのまま通り過ぎてしまう。

 

待っていた客の中には子どももいた。

 

青い水が階段状の滝になって流れている所を、船は上へ上へと上っていく。

 

その先は冬の田んぼで、一面に浅く青い水がたたえられている。

 

いつの間にか白く雪が降っている。

 

坊主頭の僧侶が、田んぼに張られた青い水の中を、滑るように泳いでいく。

 

田んぼの中に立つ電信柱のようなものの上に、白い衣の僧侶(泳いでいたのと同一人物?)が座り、船へ向け手を振ってくる。

 

ずっと眠り続けていた姫(平安時代っぽい格好の女性)が、突然目覚める。

 

白塗りでひどく不気味な顔(ホラーに出てきそうなくらいに)。

 

彼女は、さっきの僧侶の妻となる人間らしい。

 

僧侶は姫の容姿を恐れながらも、許婚である以上は妻として大切にすべきと考え、姫にやさしく接する。

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