対の小鳥

歌ってる あなたが歌ってる

軽やかに 伸びやかに


歌ってる あなたが歌ってる

揺蕩たゆたうように 移ろう山々に向かって


無邪気さを

真っ直ぐさを秘めたまなこ

明日を想い 放たれる響き

高く低く どこまでも遠くへと



受けてくれるかも分からない

ちょっとした お誘いだったけど


あなたは 歌う私の隣で

小枝の上で 同じようにのど鳴らして

ふたりきりのステージ 楽しんでる


絡まり合って 連ねられるメロディーは

秋風みたいに

木々の葉を ゆるゆら 染めていった



◇「同じ枝の小鳥」の続きでした^^

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