親愛なる友人へ

Finnland000

半保存的友情

私には正確に数えて11人の親友がいる。

彼らを信用しきっているし、

彼らに裏切られるとなったら、

どれほどの個人情報が漏洩するかなど

もはや想像の範疇を超えている。


青い女の子はその1人だ。

なぜだか、彼女に打ち明けることが

できない話など存在しないように感じられる。


恋愛、人間関係、悩み事など当たり前に議場に昇る。

そんな大層なことでなくても

「今日の君は一段と輝いているね」だったり、

「ダンスしていたときの君はやはり魅力的だね」

なーんてことだって言えてしまう。


のんびりと時間を過ごしているうちに

答えらしきものが自ずと浮かんできた。

それは「双方が弱さを共有していること」だった。


彼女は私の前で泣いたことがある。

私もそれに手を差し伸べ、痛みを共有した。

この時点で、私達はそれぞれにとって特別だったんだと思う。


私達は色々と違っている。だが、

それを超越する友情・信頼が私達をつなげている。

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