【切】

紙を破るように

残虐な殺し屋が

情け容赦なく

一瞬の間に

残照のようにかすかな面影を遺して

私の心を切り裂いた


喉から沸き上がり止まらない

汚泥のような感情の塊を

全て吐き出せたら


いつか

いつか

いつか


私は生き直せるだろうか。


<テーマ・切>

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