第30話
桜が咲くころ。
玲奈ちゃんは勉強に熱心です。
朱莉ちゃん。
「将来なんになる?」
玲奈ちゃん。
「わたくしは家業を継ぎましょうか。」
朱莉ちゃん。
「わたしはアイドルに挑戦してみようかな。」
「まずは社会経験を積んでみたい。」
渚ちゃん。
「渚は教授になりたいなー。」
朱莉ちゃん。
「渚ちゃんらしいかもねー。」
百合花ちゃん。
「ゆりかは絵本描きたいです。」
「絵本作家です。」
美桜ちゃん。
「私は教員免許取るわ。」
玲奈ちゃん。
「みなさん進路が決まっているようですね。」
「では。」
「みなさんの幸福を祝って乾杯しましょう。」
ぶどうジュースで乾杯しました。
お菓子を食べて。
豪邸のお庭でお花見です。
渚ちゃん。
「渚はもうちょっと遊んでからにしよっと。」
朱莉ちゃん。
「わたしもそうするー。」
玲奈ちゃん。
「まだ14ですから。」
「一生懸命遊びましょう☆」
百合花ちゃん。
「提案なのですが。」
「お姉ちゃんとれなさんの関係。」
「軟文学として掲載してもいいですか?」
朱莉ちゃん。
「きちんと美化しなさいよ。」
美桜ちゃん。
「おもしろい事を言う。」
渚ちゃん。
「きちんとした学問を得てから書いたほうがいいよ。」
百合花ちゃん。
「そうですね。」
「ゆりかはしばらく特別な塾に行くです。」
美桜ちゃん。
「私は旅行続行。」
「いろいろ観てまわってからにするわ。」
玲奈ちゃん。
「ではそれぞれの船出を祝福しましょう。」
朱莉ちゃん。
「わたしはみんなを祝福するために。」
玲奈ちゃん。
「わたくしは奉仕のために。」
渚ちゃん。
「渚は世界の発展のために。」
百合花ちゃん。
「ゆりかはみなさんの栄養になるです。」
美桜ちゃん。
「私は果たすべき義務のために。」
ごにんでハイタッチ。
桜の木の下で。
女の子たちは微笑みます。
END
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