第24話 『うわぁ~今日から学校だった~』

<クリス>


うそ~

私トイレに行って無意識にレイラの部屋に入って眠っちゃってたんだ・・

最初の日にレイラと眠ったからその感覚で部屋に戻っちゃった・・

気づかれたら・・

今日トラックの中の事も有るし、変な奴って思われたら嫌だな~

そうだ!!

気づかれないように・・


自分の部屋に帰らなきゃ!!

そう思いそ~っとレイラの布団から出ようと起き上がろうとすると・・


「あれもう朝なの?」


って急にレイラが起き上がってデジタル式の目覚まし時計を見て


「まだ4時過ぎじゃない?あ・・でも・・・今日から9月だから夏休み終わっちゃったね。今日から9月だって事はクリス今日から学校だね~じゃ~少し早いけど起きようか」


「えええええええ~~今日から学校~~~~!!お父さんと紗耶香さんの騒動で全然頭になかったわ~うわぁ~早く学校行く用意しなきゃ」


「クリスクリスの学校って誠心学園じゃ無かったっけ?このマンションから1キロくらい南に行った所じゃない!!そんなに早く準備するの?」


っていう言葉で我に返った私

「今まで大久保の日本フード○○カンパニーの社宅から電車に乗って、品川の誠心学園に通ってたから今までの感覚で思っちゃってたわ。此処は品川だったんだよね」


「どうだね。今までの感覚と違うから結構戸惑っちゃうかもしれないね。せっかく起きたんだから格闘技の練習しちゃおうっか!!」


って言ったレイラは両腕を大きく上げて伸長

「え~今から?」

そんなブーイング交じりの私の言葉にレイラは


「そう今からだよ!!何時襲われても良いように準備しとかなきゃね」


準備?


「それって襲われるの楽しみにしているみたいじゃない?」

「ピンポーン。ワクワクするよね。ドキドキするよね~無料で格闘技の練習が出来るんだよ?相手に手加減無しでボコボコに出来るんだよ?」


レイラって戦闘狂?


私なんて昨日レイラと組手して一本も取れなかった

レイラは本当に女の子なの?

こんな可愛い顔してどんだけ戦闘狂なのよ!!


って事で一緒のベッドで私がレイラと眠っていた事は有耶無耶になったけど・・


朝から格闘練習で汗だくになっちゃうし、体中打ち身で痛い・・

私もレイラみたいに強くなれるんだろうか?


つづく・・・・

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