竹藪焼けた
もう帰れない
時の灯
落ちていく
泥の中
竹藪を駆け抜ける魂に
愛を残していくよ
遊んでくしゃみをして
砂山に足を乗せて
飛び交う明るし星に
望みを見たんだ
けれど、ああ、夢の泥
まどろみのぬかるみ
私はあそこへ行きたい
もう戻れない
浜辺の昼に
泣いている
壊れた星
祭りの群れを旅立って
愛を残していくよ
かわいい足踏みにね
その試すような瞳にね
柔らかい微笑みに
僕は勇気を得た
けれど、タイヤの跡
ダイヤのカット
もう、どうでもいいんだ
燃え尽きたんだ
紫の煙りに
消えていく
生活の光を求め
目指したんだ
緑の戦車に
そよ風に
誰も泣かない朝を
もう帰れない
時の灯
満ちていく
春のなか
竹藪を駆け抜けた魂を
せいぜい愛でてくれ
帰りたい
空のしたへ
踊りたい
天使とともに
どこまでも泳ぎ続ける
いつまでも踊り続ける
君にさえ届けば
最悪いいんだ
満たされるんだ
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