エピソード 2ー5

「あぁ、やっぱりここにいましたね」


 宴会会場となっている広場の片隅に、いくつかのグループに分かれて子供達が集まっていた。その中にネイトとイヴが混じっている。

 アイリスの声に気付いた二人は、それぞれ輪の中から抜け出して走り寄ってきた。


「アイリス様」

「もしかして私達のことを捜しに来たんですか?」


 持ち場を離れたことを怒られると思ったのか、ネイトとイヴが揃って不安そうな顔だ。だが、それは半分正解で半分間違っている。


「ここは王城ではありませんし、些細なことで目くじらを立てたりはしませんよ。ただ、これからは一声掛けるようにしなさいね?」

「「はい、申し訳ありません」」


 二人揃ってシュンと頭を下げる。

 真面目だなぁとアイリスは笑って、それから二人の頭を優しく撫でつけた。


「それで、なにをしていたんですか?」

「アイリス様が族長と面会している間、彼らから色々と話を聞いていたんです。それで、その続きが気になってしまって……」


 ネイトとイヴがそれぞれ、さっきまで自分が参加していたグループに視線を向ける。ネイトは男の子が多いグループで、イヴは女の子が多いグループだ。


 子供達の顔ぶれに覚えがあったため、アイリスはおおよそのことを察した。アッシュに武術を習っている子供達と、クラウディアに錬金術を習っている子供達だったからだ。


「アイリス様、お願いがあるのですが」

「構わないわよ」


 微笑みを浮かべると、二人はパチクリと瞬いた。


「この里に滞在しているあいだ、色々と学びたいのでしょう? 朝晩に最低限のことをしてくれれば、後は好きにしていて構いません」

「ホントですか?」

「ありがとうございます、アイリス様!」


 二人が嬉しそうに相好を崩す。

 その様子を見守っていたのだろう。他の子供達からも歓声が上がった。

 ネイトとイヴはもう一度アイリスにお礼を言って、それからいそいそと輪の中へと戻っていく。それを見送ったアイリスは再び視線を巡らせた。


 目当ては、子供達の先生をしているアッシュとクラウディアだ。どこにいるのかと視線を巡らせたアイリスは、その視線の先で愛くるしいお人形のような女の子を見つけた。


 かがり火に照らされた髪は黒に見えるが、よく見ると深い緑色をしている。その髪の隙間から尖った耳が見えている。身長は低いが、頭が小さくてスタイルは良い。

 視線に気付いたのか、吸い込まれそうな青い瞳がアイリスを捕らえた。十四歳くらいの見た目だが、その実年齢は二百歳を超えるハイエルフである。


「初めまして。ディアちゃんって呼んで良いですか?」

「……誰だ? そんな無作法な挨拶は初めて聞いたぞ」


 アイリスは前世で、彼女の実年齢を知らずに『貴方がディアちゃん?』と話しかけ、そこから色々とあって仲良くなった。その気持ちがはやってしまったようだ。

 声を掛けられたクラウディアが眉をしかめる。


「失礼いたしました。わたくしはアイリス。リゼル国の賢姫です」

「ほう? そなたが噂の来訪者か。同じ探求者として話しが合うかと期待していたのだが、その実は礼儀を知らぬ小娘であったか」

「……申し訳ありません」


(失敗です。前世のわたくしは周囲の者に担がれた形で、彼女が見た目通りの年齢だと勘違いをしていた。だからこそ、彼女はわたくしを許してくれた。だけど……)


 アイリスは見識があるはずの賢姫だ。

 彼女をまえにその実年齢を疑わなければ、賢姫という名に偽りありということになり、実年齢が見た目通りでないと気付いた上での発言なら、無作法以外の何物でもない。


「……ふむ。それで? 私に一体なんの用だ?」


 そっぽを向かれてもおかしくなかったが、実年齢が二百歳超えは伊達ではないらしい。面白くなさそうな顔をしながらも、アイリスの話に付き合ってくれる。

 アイリスは感謝の言葉を伝え、それからイヴがお世話になることを伝えた。


「あぁ……あの素直な娘の主がおまえなのか」

「はい。この地に滞在する間だけではありますが、何卒よろしくお願いいたします」

「まぁ、あの娘は努力家のようだからな」


 ぶっきらぼうに笑う。前世では、その笑みを向けられていたのはフィオナ――つまりは自分だった。歳は離れていても良き友人だった彼女。

 そんな彼女と親しく出来ないことに寂しさを覚える。


「なにか言いたげだな?」

「いいえ。イヴの件ではなにも。ただ、別件で貴方にいくつか相談したいことがあります」

「ユグドラシルの苗か? 族長から聞いていると思うが、あれはいま譲る余裕がない。そうでなくとも、そなたに譲りたくはないがな」


 最初の印象が、その後のやりとりに影響してしまっている。それを自覚したアイリスは、ひとまず彼女と仲良くなることを諦め、ビジネス的な関係を気付くこといした。


「事情は存じております。ですから、わたくしの知識と引き換えでいかがでしょう?」

「ふむ……賢姫の知識か?」

「はい。薬草栽培については専門外ですが、農作物の栽培などの知識はございます。なにか通じるモノがあるやもしれませんよ?」


 本当を言えば、いまのクラウディアが知らない知識もアイリスは持ち合わせている。前世でアイリスが放った何気ない一言に、クラウディアが閃きを得た。

 そういう知識がいくつか存在するが、アイリスはそれを軽々しく口にしたりはしない。クラウディアが手に入れるはずの栄光を奪いたくなかったからだ。


「なるほどな。まぁ……もし役に立つのであれば考慮してやろう。ただ、いまはみての通り宴の席だ。日を改めて私のアトリエに来るが良い」

「はい。ぜひうかがわせていただきますね」


 ワンピースの裾を摘まんでお辞儀をする。ひとまず、マイナスから始まった好感度をゼロくらいには戻せたことに安堵しつつ、アイリスは彼女の側から離れた。



 ひとまず、ユグドラシルの苗の足掛かりは作った。次は――とアッシュを探してうろついていると、背後から腕を掴まれた。


「あ、アッシュさん、ちょうど捜していたんですよ」


 クラウディアの失敗を反省して、今度は丁寧な口調で話しかける。――結果、「なんだ、その他人行儀な口調は?」と眉をひそめられた。


「すみません。えっと……」

「アッシュで良いぜ、アイリス」

「ではアッシュと呼ばせていただきますね」


 今度は対応を間違わなかったようで、アッシュが「おう」っと答えて笑みを浮かべた。


「それで、俺を捜してたって?」

「はい。私の使用人であるネイトが、貴方にあれこれ学ぶと聞きまして。そのご挨拶を」

「なんだ、そんなことか。この里では子供にあれこれ教えるのが年長者の義務みたいなものだからな。気にする必要はねぇよ。それより、俺からも聞いて構わねぇか?」

「なんでしょう?」


 いくつか心当たりはある。

 アッシュはフィオナと気があった――つまりは脳筋である。広場での戦いで、アイリスは初見にもかかわらず、アッシュの戦い方を熟知している動きをした。

 なぜかと疑問を抱かれた可能性は高い。そう思ったのだが、彼の口から零れたのは、アルヴィン王子がどういった男か、という問いだった。


「彼が気になるのですか? そういえば、彼と戦ったそうですが」

「ああ、戦った。でもって、ひたすら剣でボコボコにされた」

「……はい? 貴方は特定の攻撃に対する耐性をあげられるはずでは?」

「ああ、その通りだな」


 だったらなぜと首を傾げる。

 アッシュは何処か遠い目をして答える。


「斬撃に対する耐性を付けたら剣の腹でぶん殴られた。すっげぇ痛かった。で、打撃耐性を付けたら剣を突きつけられて、これでおまえは死んでたな、って」

「……さすがというか、なんというか」


 アイリスとてその考えはあった。

 だが、剣を鈍器代わりに使うというのは決して簡単なことではない。少なくとも、剣として使うよりも取り回しはかなり悪くなる。

 剣は握り手に対して縦に振るようには出来ていても、横に振るようには出来ていない。それでもなおアッシュを圧倒したのは、それだけアルヴィン王子の戦い方が巧みだから。


 ――というか、彼はアイリスよりずる賢く勝った、ということだ。さすがに実戦慣れしているだけはあると妙な感心を抱き、アイリスは近くの木陰へと視線を走らせた。


「それで、アルヴィン王子に興味を抱いたのですか?」

「それもあるな。あいつの戦い方は小細工が利いていて、だがどうしてだかまっすぐに感じられた。そんなあいつという人間が気になったのは事実だ」

「…………なるほど」


 彼が戦いの中でわかり合う人種であることは知っていた。だが、そんな彼がアルヴィン王子をまっすぐだと評するのは少しだけ意外で、アイリスは目を瞬かせる。

 だがそんな驚きは、新たな驚きによって掻き消されてしまう。


「だがどっちかというと……アイリス、おまえとの関係が気になった」

「……はい?」

「おまえはあの男のことをどう思っているんだ?」

「えっと……邪魔?」


 今度はアッシュが目を瞬かせる番だった。


「邪魔? 恋人ではないのか?」

「どこをどう見てそのような予想に至ったのかは知りませんが違いますよ」

「なら、どうして一緒に行動しているんだ?」

「彼はわたくしの雇い主ですので」

「……なるほど」


 その言葉には、わずかな安堵が滲んでいた。フィオナとして彼と過ごしたときには感じなかった甘酸っぱい気配に、アイリスはまたもや目を瞬かせることとなる。


「アッシュ?」

「あぁ……その、なんだ。あの男と戦ったとき、俺は彼が純粋だと思ったんだ」

「ええ、さきほど聞きました」

「あ、いまのはつまり、俺は戦った相手の人となりがなんとなく分かるってことなんだが」

「はい」


 明らかにどうでもいい前振り。彼がこの後になにを言おうとしているのか、アイリスは既に察していた。ゆえにそのアメシストの瞳を煌めかせる。


(わぁ、アッシュが恋する男の子になってますよ。フィオナとして接していたときにはこんな雰囲気にはならなかったんですが……なるほど、彼の好みはこっちでしたか)


 ――アイリスは友人の恋バナを聞いている気分だった。

 前世の時とは性格も違うので、外見だけの話ではない。おそらくは無邪気系ではなく、クール系の性格が好みなのだろう。アイリスはそんな冷静な判断を下している。

 だから――


「わたくしも貴方と同意見です。アルヴィン王子が搦め手を使うのは、その信念がとてもまっすぐで、だからこそ手段を選ばないのだと思います」


 アイリスは彼の意図を汲み取らなかった。

 それに気付いたのか、アッシュも夢から覚めたような顔になる。


「……あの男のことを良く知っているのだな」

「わたくしも、彼と剣を交えましたから」


 結果こそすべて。

 その考え方は、賢姫であるアイリスにとっては共感できるものだ。


 アイリスは前世で悲しい結末に終わった自分であり、可愛い教え子でもあるフィオナを救いたいと願っている。その願いを叶えるためになら、手段を選ぶつもりはない。

 どのような手段を使っても、フィオナを救うことが重要なのだ。


 むろん、フィオナを救って他がすべてボロボロでは意味がない。重要なのは護りたいモノとそうでないモノを分けて、必要な結果を得るために手を尽くす、ということだ。

 アルヴィン王子もそれと同じだと、アイリスは考えている。


 つまり、アルヴィン王子はなんらかの目的を果たすために、フィオナを追放した。そうすることでしか、目的を果たせなかったから。


(追放された身としてはたまったものではありませんが。というか、フィオナと協力しようとは思わなかったのでしょうか? 王配として実権を握ることも可能だったでしょうに……あれ? と言うことは、国王という肩書きに意味があった? それとも――)


 リリエラとの婚姻が目的だったのだろうか、と。そこまで考えた瞬間、アイリスは苛立ちを抱いた。リリエラよりも、フィオナの方が可愛いのに、と。


(いえ、そういう話ではなかったですね)


 横道にそれた思考を修正する。


「実はわたくしの教え子の戦い方も凄く純粋で、それでいて可愛いんですよ。いつか機会があったら、アッシュも稽古を付けてやってくださいね」

「おまえの教え子というと、あの子供達ではないのか?」

「いいえ、あの二人とは別です。剣姫で、アルヴィン王子の従妹なんですよ」

「そう、か……俺は色々誤解していたようだな」


 色々と察したのか、アッシュは大げさに溜め息をつく。


「おまえにその気があるのなら、この里で暮らさないかと思ったんだがな」

「せっかくの申し出ですが、雇い主を変えるつもりはありません」

「そうか、残念だが邪魔者は退散しよう。これ以上は、そいつに殺されそうだからな。もし気が変わったらいつでも言ってくれ。俺がおまえを護ってやるからよ」


 アッシュが身を翻して立ち去っていく。

 それから一呼吸おいて、背後から腕を掴まれてぐいっと引き寄せられる。そのまま木陰へと連れ込まれ、大木の幹に押しつけられた。

 押しつけられた腕は頭の上、囚われのお姫様のようになったアイリスは、けれどさほど困ってもいなさそうな顔で襲撃者を見上げた。


「……アルヴィン王子、乙女を暗がりに引きずり込んでどうするつもりですか?」

「ふむ……お仕置き、だろうか?」

「なぜ疑問形なんですか」

「お前が色々と言っているのが聞こえたのでな」

「あら、盗み聞きなんてお人が悪い」


 もっとも、彼が近くの木陰にいたことをアイリスは最初から知っていた。というか、一度視線を向けたので、アルヴィン王子もそれに気付いていたはずだ。


「俺を邪魔者扱いされたときはお仕置きをしてやろうと思ったのだがな。その後の会話を聞いて感情が揺らいだ。この気持ちをどう表現すればいい?」

「小娘一人の発言に振り回されるなんて、らしくないのではありませんか?」

「それは――いや、たしかにその通りだな」


 アイリスの拘束を解いて一歩下がる。


「すまなかった。少しどうかしていたようだ」

「いいえ、わたくしも、他国の王子の陰口を叩くような真似をして申し訳ありません。予想外のことを聞かれたので、うっかり本音を零してしまいました」

「……おまえというヤツは」


 なにやら呆れられた。

 いや、なにやらもなにも当然の結果なのだが。


「アルヴィン王子は、よく分からない方ですね」

「おまえにだけは言われたくないぞ」


 アルヴィン王子は憎まれ口で応じ、それから視線を彷徨わせる。それから再びアイリスに視線を定めたとき、彼は真剣な面持ちをしていた。


「アイリス、おまえはこの里に残りたいのか?」

「いいえ、そのようなことはありません」

「だが――」


 アイリスは王子のセリフを、首を横に振って遮った。


「賢姫としての盟約や、個人的な興味もあるので、ときどき立ち寄りたいとは思います。ですが、ここに永住したいわけではありません」

「そう、か……」


 こちらの真意を見透かそうとするかのような視線が落ち着かない。アイリスは思うわず「この里にいては、フィオナ王女殿下とも会えませんから」と付け加えた。

 結果からいえば、その一言は蛇足だったと言えるだろう。


「その問題が解決するとしたらどうだ?」


 追放されたフィオナと一緒に暮らすのならどうだ? と聞かれた気がした。

 アイリスは、驚きが顔に出るのをとっさに堪えた。フィオナとしてのクセも抑えきった。その関連についてだけは、決して顔に出すまいと備えていたからだ。

 だが――


「最近は考えていることが顔に出やすいと言っただろう? そのおまえが、表情一つ動かさなかった。それはある意味、顔に出ているのと同じではないか?」


 アルヴィン王子の言葉にはぐうの音も出ない。

 もっとも、ここで白状して手の内を明かすわけにはいかない。アイリスが知っているのは、フィオナが追放されるという結末のみで、彼の目的を知らないからだ。

 ゆえに、どこまで知っているか曖昧にして警戒させる必要がある。


「その解決法がなにかは存じませんが、わたくしの答えは変わりません。もしお嬢様の教育係を首になったら……そうですね。アイスフィールド公爵領に戻ります」

「そう、か……どうやら、よけいな気遣いだったようだ」


 え、いまのは気遣いだったのですか? とはさすがに聞かない。アイリスは「アルヴィン王子にも気遣いが出来たのですね」と笑い、思いっきりホッペを抓られる。


「……王子、軽々しく乙女のほっぺを抓るのは止めて欲しいんですが?」

「ところで、おまえはアッシュのことをどう思っているのだ?」

「聞いてください――って、その話まだ続くんですか?」


 話を蒸し返されるとは思っていなかったアイリスは驚いた。


「おまえはあの男と初対面のはずだ。だが、昔から知っているような素振り。おまえがあのように親しげな眼差しを向ける相手を、俺はフィオナ以外に見たことがない」

「ほんと、よく見ていますね。わたくしと彼は友人で戦友だったんです」

「初対面ではない、と?」

「信じてくれなくて構いませんよ?」


 宴会の席へと戻ろうと歩き出し、アイリスが皮肉めいた笑みを浮かべる。そんなアイリスの横に並んだアルヴィン王子は思案顔を浮かべ「愛しているのか?」と問い返してくる。


「この王子、本当に面倒くさい」

「考えが声に出ているぞ?」

「わざとですよ、わざと」


 アイリスは溜め息をついて、それから前世の記憶を思い返して空を見上げた。


「わたくし、優しい方は好きです。強い方も、誠実な方も、努力家も大好きです。でも、自分を犠牲にわたくしを守ろうとする方は好きになれません」

「それは……ヤツのことを言っているのか?」


 アイリスは無言。

 あなたもそうなのではありませんか――と、アルヴィン王子を見上げる。


「ふむ。ならば、おまえはどうなのだ? フィオナのために、ずいぶんと身を粉にして動いているようだが? それが自己犠牲ではないのか?」

「それは良いんです。好みの問題ですから」


 自己犠牲で誰かを護る。そういった考え方を嫌っているわけではなく、自分が護られるだけの存在になりたくないという意思表示。


「なるほど……覚えておこう」

「ええ、そうしてください」


 隠れ里が魔物の襲撃を受けたあの日も、フィオナを逃がそうとした男がいた。けれど、フィオナはそれに逆らって、みんなを護ろう飛び出して戦場で散った。


 その行動に後悔はない。

 だが、もしも共闘することが出来れば、少しは結末が変わっていたかも知れない――と、そんな風に考えながら、アイリスはいつか見たのと同じ星空を見上げた。

 

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