第八章の補足と訂正
第八章の補足と訂正
第八章開幕は組織の者達により『アレルバレル』の世界へと連れ去られてしまったレアと、それを連れ戻す為に向かった『レイズ』魔国の女王であるシスが『リラリオ』の世界へ戻ってきたところからスタートします。
『九大魔王』である『ディアトロス』『イリーガル』『リーシャ』の三名もソフィと合流を果たす事に成功しました。これでソフィと共に居る『九大魔王』は合計五人となりました。
別世界へ跳ばされた仲間の内『エイネ』と『ホーク』は『煌聖教団誕生編』にて登場しており『イバルディ』は八章『484話』に登場しております。これで本編に出てきている『九大魔王』は合計で八人となります。
『ソフィのプロポーズ』
1章の第8話で初めて登場した『リーネ』は最初からソフィを好きでいましたが、章を重ねるごとにソフィへの想いが強まり『好き』という感情から『愛する』という感情へと変わっていきました。そして今章にてようやく、想い人であったソフィからプロポーズをされてリーネの願いは成就されました。
しかしソフィは別世界の大魔王であるために、このプロポーズを受けるという事は『リーネ』にとっては生まれ育った『リラリオ』の世界から離れるという事になります。
しかし元々その覚悟を持っていたリーネは、悩む素振りも見せずに二つ返事ですぐに受け入れる事となりました。この辺がリーネらしいと言いますか、普段は大人しい性格の彼女ですが、本当に大事な事を決める時は物事をしっかりと考えて、すぐに決断する度胸を持っています。
(ソフィの事だったので、特に決断が早かったというのも理由なのですが)
何はともあれようやくソフィとリーネは、結ばれる事が出来て本編中で紹介が出来た事が作者としても嬉しかったです。
『リディアの成長』
1章の第27話で初めてソフィと出会った人間の剣士ですが、祖先に魔人である『ラクス』の子孫でもあります。(『リラリオの魔王編』第314話『魔王レアと魔人族の生き残り』)。
前章までに刀に金色のオーラを纏合わせて戦う事は出来ていましたが、この章で登場する『レキ』と知り合った事で、彼に修行をつけてもらいながら『金色のオーラ』を身体に纏わせることが出来るようになりました。
(※しかしこの時点では『
『始祖龍キーリ』
闘技場のランクボスを務めている『キーリ』と『ラルフ』を負かした事で、勝ち上がったリディアと対戦。勝負の結果はキーリが慣れない『
リディアはキーリとの勝負の中で、キーリが『二色の併用』で戦おうとするならば、自身が大きく不利になるだろうなと判断していましたが、予想を大きく裏切りキーリが『三色混合』を使用した事でリディアは今回の作戦を考えついたのでした。
既にこの時にはリディアは後述するレキという魔族から修行を受けていた為に、ある程度相手の力量を推し量る事が可能でした。キーリとの試合の中でリディアが告げた言葉に『大した戦力値の上昇だが、それで戦うつもりか』と述べたのには暗に『魔力枯渇』を示唆していましたが、結局キーリは自分が侮られたと感じて、最後までその事に気づけなかったのです。
大賢者『エルシス』
闘技場での試合の後、シスの身体に宿っているもう一つの魂であるエルシス。
彼は生涯をソフィの願望を叶える為に捧げたが、結局願いは叶えられずにその寿命を全うした。シスの身体に転生を果たした後も友人であるソフィの為に動こうと決意はしていたが、本格的に動いたのは今回のリディアと出会った事で決断を果たしました。
当初リディアは七割程しか引き出せていなかった『金色のオーラ』をエルシスの指導によって10割引き出す事に成功します。その甲斐あって魔力コントロールがスムーズに出来るようになり、自身の刀にしか纏わせられなかった『オーラ』を自在に操れるようになりました。
そして彼はエルシスの神聖魔法『
魔瞳『
魔人のオーラである『スクアード』を発動させている状態で、更に『金色のオーラ』を纏う事で『
(※支配の目を持つ相手には相殺される)
発動できる時間は極端に短くかなり体に負担を掛ける為に、人間の身であれば寿命を削る事もある。また本編でリディアが使ったように『
(※この使い方と全く同じ使い方をしたのが魔族のレアで、彼女の場合は『二色の併用』で練度を一気に上げる場合に『魔力』コントロールというものを他者から教わらず、すべて独学で学んだために、練度を上げる方法をこのリディアが使ったように『
『支配の目』は非常に強力な魔瞳ではあるが、僅かな時間しか使用できない。僅か数秒程を伸ばす事であっても多大な労力が必要となる。
※元々は魔人の持ち得る技法であるために、先祖に魔人を持つ人間のリディアでは、寿命の関係で『支配の目』の効果時間を伸ばす事はほぼ不可能と思われてたが、エルシスの指導の下で現在、この魔瞳の効果時間を増やす研鑽が行われている最中である。
『特異の技法』
金色の体現者であれば、誰もが一つの『特異』の力に目覚める。リディアの場合は、相手の規模に関係なく遠距離から放たれる極大魔法や、始祖龍キーリの放つ『
リラリオの魔族の始祖『レキ・ヴェイルゴーザ』
かつてこのリラリオの世界を支配して、この世界の魔物を生み出した大魔王。
リラリオに生息する魔族以外の種族を襲い続けて、魂を喰い荒らし続けた結果『
その時の『魔神』の手によって『レキ』の魔力をすべて奪い去られて、身体は『ディアミール』の大陸にある洞窟の奥底へと封じ込められてしまった。
人間の剣士『リディア』
自己研鑽を続けながら旅をしていたリディアが、ディアミール大陸にある洞窟の奥底に封印されていたレキの『
そのレキは魔族の天敵ともいえる病である『
しかしその状態であってもあっさりとミラの組織と同盟を結んでいた『ビラーノ』という大魔王を瞬殺して『
アレルバレル最強の大魔王『ソフィ』
大魔王レキが
『
『
まさにこの魔法は『
(※明確に魔族の『
そんなレキが持ちうる全ての戦術を出し切ったが、今回ソフィには勝てなかった。しかしそれは現在のレキが、奪ったばかりの『
しかし結果的に今回は、ソフィによってレキは敗れてしまい、これ以降『レキ・ヴェイルゴーザ』は、大魔王『ソフィ』に復讐を誓うのでした。
第八章の補足と訂正は以上になります。
皆様お久しぶりです『
実は『
ソフィも不思議に思い最初に出会った熊の魔物である『ベア』にも尋ねていましたね。その理由として『ディアミール』大陸にある洞窟の奥底に、
リラリオの世界の頂点に立った始祖龍キーリでさえ、当時はまだ魔神と戦う前の本来の身体を持つレキとは戦いを避けていました。もし当時のリラリオで龍族と、レキが率いる魔族と戦争が行われていれば、龍族が絶滅してキーリもこの世に居なかったかもしれません。
魔神はあらゆる世界で『
その時その時によって現れる魔神は違いますが、レキが戦った魔神は
今回の『第八章の補足と訂正』の回では多くは語りませんが、この世界の『魔神』こそは『リラリオ』に転移してきた『ソフィ』が子供の姿になった原因を作っています。
(※その詳細等々はまだまだ物語後半になった頃に説明する予定なので、今回はこの辺までにしておきます)。
さて今回はレキとソフィの両名が、初めて戦う事になった章となりました。エルシスやヌー。そしてミラやレキといった多くの実力者達が本編に登場しましたが、それぞれの強さは一体どうなっているのか、気になる方もいらっしゃるかもしれません。
実際に視聴者の方々からの感想で戦力値や魔力値をお尋ねくださった方々もいましたので、今回は過去の戦いでのソフィの『形態』等を補足していきたいと思います。
まず第五章での『ソフィ』VS『ヌー』との戦いから、ソフィの形態等を解説していきます。
この時のソフィは『第一形態』の『真なる大魔王』+『金色』の状態です。
この時のヌーと戦った時のソフィの戦力値や魔力値の詳細は以下の通りとなります。
【種族:魔族 名前:ソフィ第一形態(真なる大魔王化) 魔力値:1850億
状態:『金色』 戦力値:1900億】。
次に、レキの『
【種族:魔族 名前:ソフィ第二形態(真なる大魔王化) 魔力値:5550億
状態:『三色併用』 戦力値:5700億】。
つまりレキは慣れない『
本編に出たキャラの戦力値も記載していきたいと思います。
(※こちらはおまけです)。
21歳の時の初めてソフィと戦った時のエルシス。
(※この時のエルシスの『金色』を纏っていた時の最大戦力値は2200億)。
そしてエルシスが30歳に差し掛かろうという年齢になった頃『
(※但し僅かな時間しか纏えません)。
――以下は更におまけです。
【種族:魔族 名前:レルバノン 年齢:3754歳
魔力値:850万 戦力値3435万】。
【種族:魔族 名前:レヴトン 年齢:1345歳
魔力値:1474 戦力値:1551万】。
【種族:魔族 名前:エルザ 年齢:244歳 通常状態
魔力値:11万 戦力値:1490万
【種族:人間 名前:ラルフ・アンデルセン 年齢:23歳
『青』練度2.5 魔力値:55万 戦力値:2億9250万】。
【種族:龍族 名前:キーリ(始祖龍化) 魔力値:9500万
状態:『混合三色』 戦力値:30億3840万】。
【種族:魔族 名前:レア 魔力値:6億1000万
状態:『金色』 戦力値42億2000万】。
いかがだったでしょうか? こうしてみるとリディアだけでは無な、ラルフもかなりの短期間での成長を果たしています。ユファの教えを忠実に守り、強くなるために懸命に努力を重ねている証拠ですね。
――さて、次回から九章に入ります。
ようやくソフィが元の世界『アレルバレル』へと戻るときがやってきました。
次章である九章では、その姿をあまり見せる事のなかった組織の者達が再び登場します。ソフィの怒りに火をつけたミラ達がどうなるのか見て頂けると幸いです。
それでは第八章のあとがきはここまでにしたいと思います。
SNS等のDMや各サイトでの感想。誤字脱字報告をして頂いた方々ありがとうございました!
また次回、第九章のあとがきでお会い出来る事を楽しみにしています! それではお疲れ様でした!
作者:
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます