第10話 尽きるまで

前述したように若い頃は気にも留めなかったことが歳を重ね、酸いも甘いも噛み分けれるようになってくるとどうにも飲み込めないが生まれる。


そのを突き詰めると必ずどれかの欲求に該当する。

全ての欲求が常に足並みを揃えていてくれればいいのだが、一匹が主張しだすと途端に感情の爆発が起きるのだ。

場合によっては連鎖反応のように関係なく思えていた他のまで引き連れてくるので本当に手を焼くことになる。


一度爆発すると、それは大人や子供に関係なく思考を蝕み自分をコントロールできなくなっていく場合がほとんどだ。


これはあくまでも私の場合の話であってコントロールの仕方も人それぞれだ。

−上手く隠せる人もいる。


十人十色だからこそ他人ひととの付き合いは難しいのだ。


毎日のように行われるこの《葛藤》という名の喧嘩はこの先、生命いのちの灯が消えるまで続くのだろう。

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