魔女と勇者の救世譚への応援コメント
世界最強と呼ばれる魔女と、多くの異形の怪物を倒し成長した勇者。
その彼らでも倒す事が出来ない魔王。
長い旅を経て、魔女と勇者の間に芽生えた信頼と友情とそれ以上の感情。
勇者が致命傷を受けた! そう思った時に、覚悟を決めた魔女。
世界を救うため? 勇者の仇をうつため? 勇者がいない世界は考えられない?
魔王を自らに取り込み、そして自ら命を絶つ、最強で最悪で最終的なワザ。
魔女と勇者が命を捨てて、魔王を滅ぼした。
面白い! 淡々として語り口に秘められし思いが感じられます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
面白いって言っていただけるの、嬉しいです!
淡々と語りながらも、伝えるものは伝えたいと思っていました。
御伽噺調、難しかったです。
勇者と魔女、ふたりの話も書いてみたかったんですけど、本題は後半なので諦めました。
魔女の弟子と勇者への応援コメント
こんにちは。いいの すけこです。
聖願さまの、静かに紡がれるちょっと切ない物語。
好きです~。
寂しさから生まれた魔女が、寂しいから毒を飲む。
寂しいづくし……けれど後味は悪くない、不思議な余韻が残りますね。
短い中にも、キャラクターがしっかり描かれているのも良いです。
とても素敵なお話でした!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
静かに紡がれるちょっと切ない物語を好きだと言っていただき、ありがとうございます。
私の作風はどうしてもそうなってしまうので、好きだと言って貰えると安心します。
寂しさから生まれた魔女が、寂しいから毒を飲む。
この展開、気に入ってるので嬉しいです。
余韻が残る展開にしたかったので、良かったです。
キャラクターは少し凝ったので、その分しっかりと描けました。
魔女の弟子と勇者への応援コメント
前半と後半の、物語の構成がとっても素敵ですね。
平和な世界で穏やかな時間の中にあるのに、何だかぽっかりと開いた大きな穴から寂しい風が吹いてくる……そんな感じがしました。
同じタイトルでも作者によっていろんな話になるのが楽しいですね。ちょっぴり切ないお話、とっても面白かったです!!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
物語構成は悩んだ部分だったので、そう言って貰えるとほっとします。
平和な世界で穏やかな時間の中にあるのに、何だかぽっかりと開いた大きな穴から寂しい風が吹いてくる。
→この表現素敵すぎませんか!!
私もまさにそんな感じがしてます!!
同じタイトルでも作者によって何を描くかは違いますよね。そこがこの企画の面白いところだと思います。
魔女の弟子と勇者への応援コメント
また聖願さんの短編で好きなものができてしまいました。
「魔女は寂しさから生まれる」など、なんて憎い設定でしょうか。それを勇者との死に絡めると、それでも毒を飲む彼女がとても悲しく、ですがある意味望み通りに死を迎えたのかなぁ、などと色々想像してしまいます。
また勇者も勇者で、弟子がいなければ魔女になってしまったりするのかなぁ、などと勝手に考えてしまいました。
最初はどこか自分には関係のない、ある意味伝説に近いお話に感じましたが、後半を読んでしまうと登場人物の感情に浸らずにはいられません。
素敵なお話をありがとうございました!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
また好きな短編ができてしまったなんて言われたら、私舞い上がっちゃいますよ。舞い上がってます(笑)
「魔女は寂しさから生まれる」という設定は、気に入っている設定です。
急に浮かんできたのですが、我ながらいい設定だ(おい)
身近に感じてしまった、勇者の死。だからこそ、魔女は毒を飲んで、勇者より先に旅立ち、寂しさを逃れたんだと思います。
彼女は理想の死を遂げられたのかな、とも思えますね。実際、勇者生きてますけど。おい魔女早まるなって言いたくなりますね。
勇者も寂しさに埋もれたら、多分魔女になります。
でも『勇者』という使命が先にあるので、なりにくいとも思います(唐突なややこしい設定)
魔女の家と忘れ形見である弟子がいるので、大丈夫だとは思います。
後半を読んで、前半の登場人物に感情移入してくださるとは……!嬉しいです。
素敵な感想をありがとうございました。
魔女の弟子と勇者への応援コメント
『好きな物は、本と花と春の日差し。嫌いな物は、宗教と雨と死だった。
夜空を映したような闇色の髪と、闇夜に浮かぶ灯火のような炎色の瞳。』
ああ、好き。いいですね。
好き嫌いを語るだけで、もう充分キャラクターがわかります。チョイスがいいんでしょうね。情景を思い浮かべられるようになっています。
『本』『花』『春の日差し』で春の日差しが入ってくる掃き出し窓からは花が見えて、安楽椅子に座って本を読んでいるのが想像できます。
『宗教』『雨』『死』で、大切な人が死んで墓の前で泣いている。その日は雨が降っていて、自分を励ますために宗教としての救いを語る牧師。でもそんなもので自分は救われない。と言うのを想像しました。
そのあとの描写も素敵です。彼女の浮世離れした美しさが表されています。
多分魔女は、最後まで我儘だったのかなあと。
皆が「自己犠牲」と称賛するそれは違って、「私が貴方のいない世界を生きるくらいなら、あなたが私のいない世界を生きてよ」というわがままだったのかなあって。
そんなことを思いました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
魔女の紹介のくだりは割と気に入っているので、そう言って貰えると嬉しいです。
好き嫌いのチョイスはかなり迷いました。
好き嫌いの描写から、そこまで読み取っていただけるとは、思いませんでした。流石です。
魔女の浮世離れした感じが少しでも出ていたらなぁと思います。
魔女の描写は調子にのって、書きすぎたし凝りすぎました(笑)
「私が貴方のいない世界を生きるくらいなら、あなたが私のいない世界を生きてよ」というシーチさんのお言葉ですが、まさにそれ、そういう感じなんです!
そんなことも考えながら書きました。
勇者のいない寂しい世界で生きたくない、と言う我が儘もあったと思うんです。だったら死んだ方がマシだわって感じです。
残される側の辛い気持ちを絶対わかってたよな、こいつ。
素敵な感想ありがとうございました!
魔女の弟子と勇者への応援コメント
魔女の弟子がはっきりとものを言うのが良いですね。
勇者は多分PTSDみたいな状態で、魔女の心理の奥深くに立ち入るのを避けていた。
そんな状態の勇者に対して、弟子は慰めるでも責めるでもなく、淡々と事実を述べて今と向き合うよう促した。
深く考えさせられる作品でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
勇者も勇者で、魔女の心の奥に踏み込むのは怖かったんだろ思います。
互いを持っているからこそ、踏み込めないところがある。
そんな感じだと思います。
弟子も勇者との時間は心地良く感じているのは事実なんです。
だからこそ、勇者に向き合ってほしい現実があった。
そういうことなんだと思います。
魔女の弟子と勇者への応援コメント
設定と世界観の作り込み方がお上手すぎる...
前半の謎を後半で解く。
後半で解けた謎を携えて前半を読むと、また違う見え方をしたり、より深いところまで読めるようになる。
優しい毒がゆっくり全身を巡っていくような、素敵な作品でした!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
設定と世界観を作るのは、好きなのでつい……。
凝っているところなので、そう言って貰えると嬉しいです。
前半はあえて簡潔に描きました。
御伽噺風を出して見たかったのもあるんですけどね。
後半と前半を行ったり来たりしていただけると、面白いはずですね、多分。
易しい毒がゆっくりと全身を巡っていくなんて。
なんて素敵な表現なんでしょう。勉強になります。
魔女の弟子と勇者への応援コメント
答えが出ないのが答えなんでしょうけれど、なんで飲んだのでしょう……
それでも魔女は毒を飲む。
だってそれが、魔女だから。
ここなんでしょうけど、うーん、少し時間をおかないと判別できないですね。
後半のために前半があるような構成、非常に上手いと思いました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
答えが出ないで、もんもんとしてほしいです(笑)
私の中でも確かなひとつの答えはないんです。複数個ありますけど、どれが正解か決めることができません。
『寂しさから生まれた魔女は、寂しさに弱くて敏感。
仲間で、大切な人であった勇者が死にそうになったとき、魔女は寂しさを感じた。
だから、毒を飲んだ。でも、それは何故?』
これがきつねさんが答えを導き出すためのヒントになるかなぁ。
前半後半の構成は私もかなり悩んだので、そう言って貰えると嬉しいです。
魔女の弟子と勇者への応援コメント
勇者は生き残った。
でも、体と同じように、心の半分は、死んだ魔女と共に黄泉の国に行った。
魔女は、きっと寂しかったんだ、だから勇者との思い出をもったまま、勇者の体の半分と心の半分を持って行った。
勇者には、男には、多分一生分からないだろう。魔女の気持ちは。
それでも、魔女は(勇者のために、)毒を飲むのさ、私はそう思う。
魔女のお弟子さん、良いキャラしてます。へにゃり。好きです。
二話構成の、前半のさらりとした話(物語風)と、後半の二人の会話、勇者のさみしさとお弟子さんのちょっとぼっとしたところ、よく出てます。
こういう会話を書きたいなぁ~。
ほろりとさせられた話です。いい話をありがとうございました。
追伸
魔女も良いなア~、でも男は寂しくてもなれないんだろうなぁー魔女には。(笑)
作者からの返信
コメントありがとうございます。
素敵なレビューもありがとうございました!嬉しさでいっぱいです。
勇者はこれからもずっと引きずるんでしょうね。
半身、といってもいい魔女を失ってしまったのですから。
『でも、体と同じように、心の半分は、死んだ魔女と共に黄泉の国に行った。』この表現、的確だなぁと思いました。
でも、どんなに勇者が止めても、魔女は毒を飲んだでしょう。それが魔女だから。魔女たる理由だから。
私も弟子ちゃん気に入ってます。へにゃりも使い勝手が良いのでついつい使っちゃいます。
この物語構成は初めて挑戦してみたので、上手くいっているのであれば良かったです。
会話劇が好きなので、ついつい会話に頼っちゃうんですよね、私。
男の人は魔女にはなりづらいと思います。0ではないんでしょうけど、かなりの少数派だとお思います。
こちらこそ、お読みくださりありがとうございました。