第7話 休日
この世界に来てもう1ヶ月が経った。
あれからは毎日ポーションを作り錬金術のレベルが2に上がった。レベルが2になったことで薬草をすり潰す作業をしなくても良くなったがその分魔力の消費量が増えた。
ちなみに今の俺のステータスはこれだ。
田中太郎(26)
Lv7
HP 28/28
MP 50/50
筋力 8
敏捷 12
防御 6
特技
・料理 Lv3
・計算 Lv5
魔法
・火魔法 Lv1
{ファイヤーボール}
・土魔法 Lv1
{ストーンバレット}
・空間魔法 Lv1
{アイテムボックス}
スキル
・身体強化 Lv1
・鑑定 Lv2
・錬金術 Lv2
・栽培 Lv1
・魔道具作成 Lv1
レベルは魔物を倒さなくても上がるのには驚いた。まぁ魔物と比べると経験値は微々たるものだが…
そしてギルドのランクがEランクに上がったのだ。ランクが上がったことによって材料費が少し安くなった。これは嬉しい。他にも家を買う時に補助金が出るとか言ってたな。まぁ今は家を買う予定はないがな。
今は錬金術でポーションしか作ってないがそのうちアクセサリーとかも作ってみたいものだなと思う。
今日は何をしようか…たまには仕事を休んで王都をぶらぶらするか。1ヶ月経つが行ったことあるのは生産ギルドと冒険者ギルド、あとは宿と服屋くらいしか行ったことがないからな。
俺はとりあえず作り置きしていたポーションを冒険者ギルドに売りに行く。
「タロウさん、いつもありがとうございます。」
今喋っている人はあの事件の時に受付にいた女性だ。短い金色の髪にクリっとした大きな青い瞳。小柄で可愛らしい女性だ。名前はアリスと言う。今では良く喋る間柄になった。
用事をすませて王都をぶらぶら歩く。周りは屋台などで大変賑わっている様子だ。
俺は屋台でビックバードという魔物の焼き鳥を買い、食べながらぶらぶら歩く。歩いていて気づいたんだがこの世界には全然娯楽がない。特にやることもなかったのでパッと目に入った図書館に入りこの世界についていろいろ調べることにした。
「へ~、この世界は魔王や勇者がいるのか。」
まぁ俺には関係ない事だがな。
その他に種族などについても調べることが出来た。適当に図書館に入ったがなかなか良かった。
図書館から出ると、外は暗くなっていた。宿に帰りご飯を食べて寝ることにした俺。
また明日から仕事頑張るか!と心の中で思ったタロウだった。
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