121話 夢中になれる事はありますか?


直人が来たのはダンジョン入り口大広間中央



直人(ここからダンジョン

   生活始まったんだよなぁ

   今思えばなんでこんなに広いんだ?

   只の入り口だよな?

   無駄に広くて、数百人は軽く待機

   出来そうな気がする

   床も壁も均一に作られた

   石みたいなので統一されてるし

   照明も均等にあるから結構明るい

   天井も10m位の高さあるし

   何あの照明?星空みたいに、、

   無駄に綺麗だな、、

 入り口なんだから凝る必要無さそうだけど

 元々何十人かいっぺんに召喚してたとか?

   ようこそ!異世界へ!的な?

  まぁ、今となっちゃ、どうでも良いけど

 暇な時身体動かすのには丁度良いかもな

   訓練所的な場所として)


本気で動くのは躊躇われるが、

軽く動きを確認するには丁度良いと、

早速、壁に沿いに何周か、ジョニング程度に軽く走った後、すぐに飽きたので、

魔力を練り伸ばし、縄跳びの縄状にすると、

走りながら跳ぶ

軽くジャンプしても天井ギリギリまで上がるので、

長い滞空時間を利用して、元の世界では不可能な二重跳びレベルではなく

20重跳びや30重跳び、

どうせ頭から落ちてもダメージ無いのを良い事に


フラフープの様な大きな輪っかを作ると


サーカスのように投げた輪の中にアクロバットしながら、いかにカッコ良く潜り抜けられるかを

試しながら、輪っかのサイズや形を変えながら無謀な態勢でチャレンジして遊んでいた

何度も頭から落下してるが、コピー用紙一枚でどつかれた程度しか感じないので、遠慮も無くなってくる。



直人(めっちゃ楽しい!

   滞空時間長いと色々出来るな!)


その後も時間を忘れて、魔力で作れるものを、

ブーメランやオノ、ハンマーに変化させ、

刀の形を作ると、居合の真似事や、必殺技の

研究しながら跳び回っていた。


年甲斐もなく遊び倒していると


リズ《マスターお疲れ様です!》


休んでいたリズがルームの中から念話で話しかけてきた。


直人(ファイナル!トルネード!

    ファンタスティック!

     ヒップアターーーーク!!)


回転がイマイチ活かしきれてないお尻で、自分で作った魔力の盾に空中で攻撃する直人


パリィィン


シュタ!

両手を上げて満足そうな笑顔で着地する


直人「おお!リズ!もう大丈夫なのか?」


無駄に綺麗な着地をすると爽やかに問いかける



シュワンと顕現するリズ


リズ「はい!

  8時間程休ませて頂きましたので、

   十分回復しました

   ありがとうございます」


直人「おお、それは良かった!

  でももう、そんな時間経過していたか」


直人が広間で遊び始めて5時間が経過していた

夢中になり過ぎである。


リズ「はい、マスターもそろそろ夕食を

   済ませては如何でしょうか?」


直人「そうだな!喉も渇いたしこの辺で

   飯食いに行こうか!」


リズ「はい!マスター!」


広間での遊びををリズに語りながら高級食堂へ向かって行った。


明日はいよいよRANK5ボスとの決戦である。


   

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