93話 転生?した事を改めて実感

  

  【圧倒的敗北感を味わった】




だが、、、



ふと、、、思い出す。



あ、、、今の俺だわコレ。



瞬間。



満たされていく感情が

      全身から溢れてくる!!


【最高の幸福感!】


【爽快な達成感!!】


【圧倒的な優越感!!!】


【そして純粋な満足感!!!!】


感動した、、、全俺が泣いた、、、。


自然と涙が溢れてくる


己の力では辿り着けなかった境地に導いて


叶えてくれた恩人


深い感謝を伝えたい


リズ見る。



ビクっとするリズ


直人「あ"じ、、が、ど、ゔぅぅ、、、」


目から出る【涙】


鼻から出る【鼻水】


口から出る【ヨダレ】


顔面から出る汁を全開に放出させながら

感謝を込めてお礼を言った。



リズ「ゔっ、、あ、、

  はい、喜んで頂き、、

  わ、私も、う、嬉しい、、

  です、、はい 」



顔を引きつらせながら無理やり笑顔にして返事を返したが、、、、

普通にドン引きしていた。





しばらくの間

ぐずぐず泣く直人を

リズがなだめる


大泣きする大男を慰める妖精


童話のタイトルになりそうだが、実際の目の前にすると理由が理由だけに普通に情けないだけである。



リズ「マスター、、落ち着きましたか?」


直人「ああ、すまなかったな、

   みっともない姿を晒したが、

          もう大丈夫だ」


頭をかき恥ずかしそうに照れ笑いする直人


いい歳のおっさんのままなら侮蔑の対象になりそうな程の醜態だったが、

今の直人は20代前半のイケメンなので、残念イケメン程度に許される行動であった。


リズ「いえ、喜んで頂いた所

   申し訳無いのですが、

 【魔装】は現在発現に成功したまでは良い

  のですが、実は【魔装】の核に使われた

   RANK4のボス素材では

   ギリギリ発現出来てる

  状態なので、存在強度を高める為、更に

  RANK4のボス素材の吸収をする必要がり

   性能を向上させるにはそれ以上の

   RANKを吸収する必要があります」


直人「あぁ、なるほど、

  こんな便利な【魔装】を

   最初から用意出来たらって思ったけど、

  RANK4でギリギリならタイミング的には

   今が最短での

   実装って事になるんだな、まぁ、

   ステータスも上がったしもう

   RANK4位なら

   問題ないと思うけど?」


リズ「現在フィールドには後二体のRANK4の

   ボスが居るのでそれを倒せば

   問題ありません

   が、複数のモンスターのマナを

   取り込む事に

   なるので、マナ侵食が発生します」


直人「マナ侵食?穏やかじゃないな、、、

         やばいもんなのか?」


リズ「マナ侵食とは、

   凝縮されたマナが個体に宿り

  ますと宿主を侵食する様に取り込み変異

  させてしまう現象です。主に一部の強大な

  モンスターや人であれば異形の化け物に

   なってしまいます」


直人「ええっ!?

   異形の化け物になっちゃうの!?

   やばいじゃん!大丈夫なの?

  いや?リズがそんなリスクがあるものを

   俺にやるわけないか、、

  でもなぁ、、大丈夫だよね?」


不安な表情でリズに問いかける


リズ「マスターの魂と体は別格なので、

  異形の化け物になる心配はありません。

            しかし、、、、」

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